・昭和20年~22年にかけて北村小松が「八戸十郎」名義で執筆したものも含めます。
・誌面の企画名や第三者による取材記事など、北村小松による命名以外のタイトルと考えられるものは括弧書きにしてあります。
・目次と本文でタイトルが異なる場合、本文のタイトルを優先してあります。そのため公共図書館の遠隔複写サービスを利用する場合、目次に見当たらないという理由で謝絶される可能性があります。
・当方で作品内容を確認できたものには左端に次のマークを記してあります。マークが無いものは内容未確認の情報です。
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昭和26年(1951) 昭和27年(1952) 昭和28年(1953) 昭和29年(1954) 昭和30年(1955)
昭和20・21年(1945・1946) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
○ | 太陽の丘 | 全101回 | 毎日新聞社 | 少國民新聞 | S20.11.01 ~S21.02.28 |
小説 | ※「八戸十郎」名義での、少国民新聞(毎日小学生新聞)戦後復刊第一号を飾る連載 /単行本『太陽の丘』(1948.7.30)の刊行時には漢字を平仮名に開いたり一部を削るなど若干の修正あり |
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● | 變な話 | 實業之日本社 | 少女の友 | 39(1) | S21.01 | 小説 | ※「八戸十郎」名義/工作好きで発明発見のルーツに興味をもつ変わり者の兄のことを妹の視点から温かく描く | ||
● | 胃袋 | 家庭文化社 | 家庭文化 | 2(2・3) | S21.02 | 小説 | 戦後食糧難の時代の日常スケッチ | ||
● | 現はれ出たる竹地道秀 | 凡人社 | 平凡 | 2(2) | S21.02・03合併号 | 小説 | ※「八戸十郎」名義/単行本『現代ユーモア文学全集13』に「現れ出たる竹地道秀」の第一章として収録 | ||
★ | (風流クラブ放談会) | 新生活社 | 新生活 (NEW LIFE) | 2(3) | S21.03 | 座談会 | ※戦前の「風流クラブ」復活座談会、戦前の日本人批判/北村はあまり発言していない | ||
● | 江戸菜 | 新太陽社 | モダン日本 | 17(2) | S21.03 | 小説 | ※「八戸十郎」名義/開戦による日系人の本土引き揚げでアメリカから帰国し、空襲や戦後の混乱も持ち前の明るさで生き抜く27歳のハーフ女性エドナの現代女性っぷりを描く/※目次では「ユーモア・コント」との角書き | ||
● | 兎捕り | 家の光協会 | 家の光 | 22(3) | S21.03 | 小説 | ※「八戸十郎」名義 | ||
● | 市井雜考 | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 1(3) | S21.03 | エッセイ | ※「八戸十郎」名義/「ユーモア文化時評」枠 | ||
● | どぶさらひ | 新生活社 | 新生活 (NEW LIFE) | 2(4) | S21.04・05合併号 | 小説 | ※「八戸十郎」名義/エイプリルフールで孫娘に秘蔵の洋酒をどぶへ捨てたと担がれて焦る初老の主人公を描く | ||
● | ブローチ | 新太陽社 | モダン日本 | 17(3) | S21.05 | 小説 | ※「八戸十郎」名義/ブローチ製作用パラフィンに幽霊の手型が残されていたという怪奇小説/ドナルド・ワンドレイの怪奇小説「The Eye and the Finger」(1936年)のストーリーを丸ごと紹介している個所あり/※単行本『白猫別荘』に収録 | ||
● | 道秀襲はる | 凡人社 | 平凡 | 2(4) | S21.05 | 小説 | ※「八戸十郎」名義/単行本『現代ユーモア文学全集13』に「現れ出たる竹地道秀」の第二章として収録 | ||
● | ドライヴ | 體育日本社 | スポーツ | 1(1) | S21.06 | 小説 | ※「八戸十郎」名義/終戦のどさくさで俄成金になった青年がスポーツカーを買って彼女をドライブに誘うが…というコメディ | ||
● | この頃は…… | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 1(5) | S21.06 | エッセイ | ※「八戸十郎」名義/「ユーモア文化時評」枠 | ||
● | (質問箱) | 新生活社 | 新生活 (NEW LIFE) | 2(5) | S21.06 | コメント | ※読者からの「なぜ八戸十郎に改名したのか」との問いに「戦争で死ぬ思いをしたため生まれ変わったつもり」と回答。前号に「どぶさらひ」が掲載された際、巻末の「編輯室だより」が八戸十郎の正体を北村小松だと明かしたことが原因と思われる | ||
● | 道秀戀を語る | 凡人社 | 平凡 緑蔭號 | 2(5) | S21.06 | 小説 | ※「八戸十郎」名義/単行本『現代ユーモア文学全集13』に「現れ出たる竹地道秀」の第三章として収録 | ||
★ | (名士回答 WELLCOME A・M(アメリカ・ムーヴィ)) | 日本社 | にっぽん 増刊 アメリカ映画讀物號 | 9(5) | S21.06.01発行 | アンケート | 回答 4問/ディズニーのアニメ映画に「不可能を可能にする」と期待を寄せている | ||
● | あの丘、あの海 | 政經春秋社 | 婦人春秋 | 1(7) | S21.09 | 小説 | ※「八戸十郎」名義だが編集部によって文末に「(作者は北村小松氏)」と注釈を入れられてしまっている /52歳となった主人公が若い頃に見たのと何も変わらない海岸の風景を見て感情を激しく揺り動かされる話 |
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● | 初夏ともなれば | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 1(6) | S21.07 | エッセイ | ※「八戸十郎」名義/「ユーモア文化時評」枠 | ||
● | 猫 | 毎日新聞社 | サンデー毎日 | 25(31) | S21.07.28発行 | 小説 | 「銷夏よみもの特輯」枠/猫にある種の嫌悪感を抱いている主人公の心情を描く | ||
● | 禮節を知りたし | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 1(7) | S21.08 | エッセイ | ※「八戸十郎」名義 | ||
● | 丘の上の家 | 雄鶏社 | 紺青 (KONJŌ) | 1(2) | S21.08 | 小説 | ※「八戸十郎」名義/単行本『白猫別荘』に収録 | ||
● | 活動役者 | 全58回 | 北海タイムス社 | 夕刊北海タイムス | S21.08.31~10.29 | 小説 | かつて映画界に名をはせた活動役者・藤島菊太郎が老いて自らの半生を主人公に語る。後に北村が連載した「銀幕」の前半はこの「活動役者」のセルフリメイク/※S21.9.19号は「原稿未着のため休載 | ||
★ | パイプ | 博文館 | ストーリー (The Story) | 1(2) | S21.09 | 小説 | 来歴のあるパイプをめぐって主人公とケネディ少佐との心の交流を描くドラマ | ||
★ | パイプ・タバコ | 博文館 | ストーリー (The Story) | 1(2) | S21.09 | エッセイ | パイプ蘊蓄/※目次では前後逆で「タバコ・パイプ」 | ||
● | 暑中感あり | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 1(8) | S21.09 | エッセイ | ※「八戸十郎」名義 | ||
● | (私の好きな人 葉書回答) | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 1(8) | S21.09 | アンケート | 徳川無声について「明治、大正、昭和を通じて日本が誇ってよい異色ある一大人物」だとコメント | ||
● | この世あの世 | 實業之日本社 | 少女の友 | 39(8) | S21.09 | 戯曲 | 異界/「新潮」1927年4月号(24(4))で発表した翻案戯曲「令狐生冥夢録」を児童劇向けにリメイクしたもの | ||
● | 手見せ | 大阪新聞社 | 新生日本 | <225> | S21.10 | 小説 | 実話/活動写真、映画草創期に日本で上映されたヴァイタスコープの物語 | ||
● | 仲人と道秀 | 凡人社 | 平凡 | 2(7) | S21.10 | 小説 | ※「八戸十郎」名義/単行本『現代ユーモア文学全集13』に「現れ出たる竹地道秀」の第四章として収録 | ||
● | 弦月 | 新太陽社 | モダン日本 | 17(9) | S21.11 | 小説 | お化け屋敷と噂される家で起きる怪奇現象に翻弄される人々 | ||
● | 手風琴 | 博文館 | ストーリー (The Story) | 1(4) | S21.12 | 小説 | 弾くと“魔が差す”と言われる謎の手風琴(アコーディオン)をめぐる怪奇な出来事 | ||
昭和22年(1947) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | 踊り踊るなら | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 2(1) | S22.01 | エッセイ | ※「八戸十郎」名義 | ||
● | 洋燈 | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 2(1) | S22.01 | 小説 | 推理、喜劇/暗号を解いて得た隠し財産は新円切り替えで紙屑になっていたというオチ | ||
● | ソリー・クリスマス | 近代女性社 | 美貌 (LA BEAUTE) | 2(1) | S22.01 | 小説 | 喜劇/片思いの女性に告白しようと訪ねてみたら同性愛者だった | ||
● | (お馴染み作家訪問記その3 覆面を脱いだ八戸十郎 北村小松を訪ねて) |
凡人社 | 平凡 新春號 | 3(1) | S22.01 | 取材 | 同誌で「現れ出たる竹地道秀」を執筆した「八戸十郎」が北村小松の仮名だったことを明かすインタビュー | ||
● | (ユーモリスト座談會 危機突破に打つ手あり!) | 朝日新聞社 | 週刊朝日 新年合併号 | 50(2・3) <1406> | S22.01.05 | 座談会 | 戦後生活のあれこれについての雑談/※北村はどれも1~2行に収まるような相槌レベルの発言しかしていない | ||
● | (輿論に聽く ハガキ回答 なくて・髙くて・悪い・日用品) | 實業之日本社 | 實業之日本 | 50(2) <1156> | S22.02 | アンケート | ※(A)不足しているの(B)高いもの(C)質が悪いものというアンケート3題に全て「タバコ」と回答 | ||
● | あをぞら | 新潟日報社 | 月刊にひがた | 2(2) <14> | S22.02 | 小説 | 行方不明になった妻の手掛かりを偶然手にした主人公の心のうちを描く | ||
● | コーヒーの話 | ヒマワリ社 | ソレイユ | 第3輯 | S22.02.25発行 | エッセイ | コーヒーに関するトリビアあれこれ | ||
● | 穴 | 博文館 | ストーリー (The Story) | 2(3) | S22.03 | 小説 | 少年時代から身の回りの穴という穴に執着する男の奇妙な体験談 | ||
● | 白猫別荘 | 朝日新聞社 | 週刊朝日 春季特別号 | 50(16) <1420> | S22.03.20 | 小説 | 白猫別荘で起こる怪奇な出来事の謎をあばくサスペンス | ||
● | 春泥 | 函館新聞社 | サンライズ | 1(4) | S22.04 | 小説 | 恋愛のもつれから起きる殺人 | ||
● | 糸で吊したボタン | 毎日新聞社 | サンデー毎日 臨時増刊 廿五周年記念特別號 | 26(16) | S22.04.15発行 | 小説 | 自殺に見せかけた殺人事件のトリックあばき/会話中に「テレパシー」という単語がみられる | ||
● | 未知界からの觸手 | 筑波書林 | ロック (The LOCK) | 2(5) <11> | S22.05 | 小説 | ミュータントSF/『日本SFベスト集成1』に再録 | ||
★ | 新オベタイ・ブルブル事件 | 大阪新聞社 | 讀物と漫画 薰風號 | 42(5) | S22.05 | 小説 | 不審死した科学者が最後に遺した「オベタイ・ブルブル」という言葉から事件の真相をさぐるユーモア探偵小説 徳川夢声作「オベタイ・ブルブル事件 別名 映画と或る殺人」(『新青年』1927年4月号=8巻5号掲載)へのオマージュ |
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● | あまみ | 凡人社 | 平凡 新綠ロマンス號 | 3(3) | S22.06 | エッセイ | サトウハチローとの競作漫筆「甘辛合戦」企画で甘党の立場から辛党のサトウにエールを贈るもの | ||
● | 道秀申しかねる | 凡人社 | 平凡 新綠ロマンス號 | 3(3) | S22.06 | 小説 | 単行本『現代ユーモア文学全集13』に「現れ出たる竹地道秀」の第五章として収録 | ||
● | 作者の言葉 | 太陽社 | 太陽 | 1(2・3) | S22.06 | コメント | 連載開始の所感、この作品に怪奇小説や探偵小説との肩書はつけたくないとのこと/※本文中(p.59)に掲載 | ||
★ | 合歡木館(ねむのきやかた) | 全12回 | 太陽社 | 太陽 | 1(2・3)~2(10) | S22.06~S23.10 | 小説 | ミステリだが犯人探しは考えないほうがよい(ノックスの十戒に反する。「作者の言葉」の理由もそのためか) /※『全日本出版物総目録 昭和23年度』によれば大阪の弘文社からS24年2月に単行本化されたらしいが現物未確認 |
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● | かけがえのない顏 | 朝日新聞社 | アサヒグラフ | 47(16) <1190> | S22.06.25 | エッセイ | 自分の容貌について/※「自画像展覧会(その十四)」枠で自筆の似顔絵・署名・顔写真とともに掲載 | ||
● | 夢か幻か | 交通協力会 | 旅と読物 | 2(7) | S22.07 | 小説 | 飲み屋で出会った女に麻薬入りのウイスキーを飲まされて幻覚を見たあげく5万円を掏られた話 | ||
● | あこがれ | 全6回 | 河北新報社 | 東北小国民 | 2(7)~3(1) | S22.07~S23.01 | 小説 | 戦争孤児の少年が周囲の優しい人々に助けられながら生きていく様子を描く/※S22年10月号(2(10))は掲載なし | |
○ | 失われた地圖 | 全70回? | 東京都民新聞社 | 東京都民新聞 | S22.07.03~09.10? | 小説 | ※S22年8月12日号に「第41回」が掲載されているのを確認/※単行本『失われた地図』として刊行 | ||
● | 夏の女 | 毎日新聞社 | サンデー毎日 | 26(28) <1444> | S22.07.06 | 小説 | エッセイ風の短編 | ||
● | 肩でため息をする人魂 | 朝日新聞社 | 週刊朝日 | 51(2) <1435> | S22.07.13 | 小説 | 溜め息のように明滅する人魂という噂の怪光をモールス信号に置き換えてみたら恋人たちの通信だったというオチ | ||
● | 寢息 | 大阪新聞社東京支社 | コメット(comet) 實話と讀物 | 2(8) | S22.08 | 小説 | 怪奇、幽霊譚 | ||
● | 船幽靈の出た髙原 | 春陽堂 | ユーモア | 11(5) | S22.08・09合併号 | 小説 | ※暴風雨の晩、戦死した息子が乗艦の航空母艦ごと山中の父親の郷里に現われた話をユーモラスに語る | ||
● | (作家と漢字・かなづかい ①) | 時事新報社 | 時事新報 | S22.08.19号 | アンケート | ※1:あなたは「現代かなづかい」を使いますか、2:あなたは漢字制限に協力しますか、というアンケート2題への回答だが、問1の賛否は明らかにせず「自分で腑に落ちる程度には使たいと思つてゐますが……」(※「たい」に傍点)と言葉を濁している | |||
★ | 序 | 國際民鐘社 | 諏訪繁治『沈みゆく信濃』 | S22.08.01発行 | 序文 | ||||
● | 商賣・商賣 | ダイヤ編集局 | ダイヤ (DIA) 初秋読物号 | 1(8・9) | S22.09 | エッセイ | 巷をにぎわす街頭商売あれこれ | ||
● | Q公 | 博文館 | 新靑年 秋季特大號 | 28(6) | S22.09 | 小説 | 目次での角書「明朗小説」、人語を解するかのような白猫を飼う話/※単行本『幸福は虹の色』に収録 | ||
● | かつをぶし奇談 | 水產世界社 | 水產世界 | S22.09 | 小説 | イタリア旅行に行った乾物屋の旦那が同音異義語のせいで大失敗したという笑い話 | |||
● | 秘境 | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 2(10) | S22.10 | 小説 | 怪奇/※マタンゴの原作として知られるW.H.ホジスン「夜の声」(1907)とほぼ同じ内容 | ||
● | 惡たれぼうず | 1回途絶 (未発表) |
家の光協会 | こども家の光 ともだち (未発行) | 1(1) | S22.10 創刊予定 → 断念 |
小説 | ※同誌は『家の光』本誌からこども欄が独立して新雑誌となるはずだったもの。完成した創刊号のゲラ刷りを添えて当局に印刷用紙の割り当てを申請したが認可されず、順延を繰り返して粘ったものの最終的には創刊を断念した。 | |
● | 永遠の肉體 | 新太陽社 | モダン日本讀物シリーズ 探偵スリル集 | 第一巻 | S22.10.25発行 | 小説 | 怪奇/死体保存者の末路 | ||
△ | (序にかえて) | 永和書館 | 松井玲子『大人は怖い ある少女の告白』 | S22.10.25発行 | 序文 | ※S15年10月20日大元社発行の同書の序文「讀後」と同一。「娘もつ親としては誰しも一応の自己反省を促される」云々。 | |||
● | 探偵小説 | 犯罪科学研究所 | フーダニット | 1(1) | S22.11 | 小説 | ※『甦る推理雑誌③X傑作選』に再録 | ||
● | あぶらかたぶら | 新太陽社 | モダン日本 | 18(9) | S22.11 | 小説 | 怪奇/悪魔的な願いの叶え方をする魔法の石。フラナバーガー氏登場 | ||
● | 腕 | 新生社 | 東京 | 3(8) | S22.11 | 小説 | 怪奇/自殺を遂げた男が同時刻に遠く離れた場所に現われて知人をさらう | ||
● | 寝台の秘密 | ホーム新社 | 婦人雑誌 | 2(7) | S22.11 | 小説 | 喜劇/ベッドの中で寝ていた謎の美人に振り回される話をミステリー風に描く | ||
★ | 残象(アフターイメーヂ) | 時事通信社 | 讀物時事 (Jiji Digest) | 3(9) | S22.11 | 小説 | ドラマ/※本文・目次ともに「残像」でなく「残象」と表記 | ||
● | 果樹園の火 | Gメン社 | Gメン (G men) | 1(3) | S22.12 | 小説 | 強盗から子供を守るためにやむを得ず冷害予防用の油を使ってしまう果樹園主の決断 | ||
昭和23年(1948) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | 追憶の價値 | 秋田魁新報社 | 月刊さきがけ | 4(1) | S23.01 | 小説 | キプリングの詩「東と西のバラード」に着想を得た悲恋もの /※後に「読物りべらる」昭和28年12月号掲載作「東は東・西は西」としてリメイク(8割がた同内容) |
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● | 犯罪 | 江古田書房 | 新靑年 新春讀物號 | 29(1) | S23.01 | 小説 | |||
★ | パソ・ドブレ | 體育日本社 | スポーツ | 3(1) <12> | S23.01 | 小説 | 喜劇/空き地で闘牛を興業すると言い出した友人の意外な目的とは | ||
○ | どなた様もまつ平…(上) | 全2回? | 讀物出版社 | 讀物街 新春号 | 1(1) | S23.01 | エッセイ | 映画界、松竹蒲田撮影所時代の回想/「つゞく」となっているが第2号は未確認 | |
★ | お天氣の日曜日 ―新しい模型飛行機Uコン― | 科學社 | 國民科學 | 10(2) | S23.02 | 読み物 | ホビー、模型飛行機、Uコン/※目次でのタイトルは「自由に操縦できる模型飛行機」 | ||
● | (風流クラブ対雑音クラブ 「二十の扉」合戦) | 時事通信社 | 讀物時事 ユーモア特集号 | 4(2) | S23.02 | 座談会 | 風流クラブ(北村ほか3名)と雜音クラブ(3名)でクイズ番組「二十の扉」を真似た遊びに興じる様子を誌上採録 | ||
● | ウーギー・ブーギー氏の戀愛に關する一場の講演 | 近代女性社 | 美貌 (LA BEAUTE) | 3(2) | S23.02 | 小説 | 架空の人物の講演速記という形をとった恋愛についての所感 | ||
★ | 南海のマドンナ | 昭和書房 | 文藝讀物 | (2) | S23.02 | 小説 | ドラマ | ||
● | スミチトラ姬の手帳 | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 3(3) | S23.03 | 小説 | 幻の宝石をめぐるスリラー | ||
● | でものろぢい ―DEMONOLOGY― | モダン日本社 | モダン日本 | 19(3) | S23.03 | 小説 | ファンタジー/ 「Q公」の続編 | ||
● | 正刈先生の英語塾 | 社會思潮編集局 | 国民の友 | 2(2) | S23.03 | 小説 | イギリス英語に通じた老先生が乞われて塾を開くも相談されるのはアメリカの俗語ばかりでげんなりする話 | ||
● | 失はれた靑春 | 四國新聞社 | 四国春秋 | 3(3) <26> | S23.03 | 小説 | ※目次での表記は「失われた靑春」 | ||
● | 湾仔の魔神 | 岩谷書店 | 宝石 早春特選号 | 3(2・3) | S23.03 | 小説 | ミステリ、「魔神」騒動の種あかし | ||
● | ありにあらねど | 婦人読書クラブ | 女性クラブ | 2(2) | S23.03.01発行 | 小説 | ユーモア短篇 | ||
● | 邂逅 | 中部日本新聞社 | 物語 | 3(4) | S23.04 | 小説 | 戦前の上海で一時出会った女性が銀座一の女ブローカーになっていた | ||
● | 口無國奇譚 | 實業之日本社 | 少女の友 別册讀物集 | 第一集 | S23.04.01発行 | 小説 | ファンタジー、異境訪問譚 | ||
● | 唇の歴史 | ジー・チー・サン | Parfum 第1号 | 1(1) | S23.04.20発行 | コント | 唇ネタのコントを幼児・青年・老人からの視点で3題/タイトルの「唇」は漢字ではなく「💋」(キスマーク)で表現 | ||
★ | 二重人格者 | 九十九書房 | 明暗 四號 (※表紙には「6」と表記) | <4> | S23.04.20発行 | 小説 | ミステリ、オチがドッペルゲンガー | ||
☆ | ふなとコンゲン様 | 全25回 | 少年科学新聞社 | 少年科学新聞 | 1(1)~1(25) | S23.04.?~10.25 | 小説 | ミステリ、神通力を持った仙人の正体は詐欺師の手品というオチ | |
★ | アルバイト | 時事通信社 | 讀物時事 (Jiji Digest) | 4(5) | S23.05 | 小説 | 手品のアルバイトで暮らす主人公たちの人間模様 | ||
● | 幽靈の手 | ロック社 | 冒険世界 | 2(4) | S23.05 | 読み物 | フーディーニのトリックあばき | ||
● | 作者の言葉 | 静岡新聞社 | 静岡新聞 | <2338> | S23.05.11号 | コメント | ※「夫の聽診器」連載開始に関する所感 | ||
○ | 夫の聽診器 | 全121回 | 静岡新聞社 | 静岡新聞 | S23.05.12~09.25 | 小説 | 毒草を用いた殺人事件をめぐるミステリ | ||
● | WHO DONE IT? | 犯罪科学研究所 | フーダニット | 2(3) | S23.06 | 小説 | 被害者の呪いが犯人を自殺させるという結末の怪奇小説/※当時あった「死刑廃止論」からの着想か | ||
★ | 見果てぬ夢 | 銀五書房 | 娯樂㔺界 | 1(5) | S23.06 | 小説 | 悲恋、ロマンス | ||
● | 法悦(エクスタシー) | 近代女性社 | 美貌 (LA BEAUTE) | 3(6) | S23.06 | 小説 | 幻想、怪奇/壁画の天女に眩惑される話 | ||
● | 豫言者 | 立読社 | 実話と講談 | 1(1) | S23.06 | 小説 | ミステリ、預言者のトリックと殺人 | ||
● | 牡の愛慾 (※再録) | 萬国新報社 | スバル 薫風讀物號 | 3(4) | S23.07 | 小説 | ※戦前に発表したプロレタリア小説の再録(「オール讀物」1935年9月号掲載)だが、掲載スペースの都合で一部の描写がカットされている。同じ理由で結末の4章分が「(つづく)」と次回送りになっているが続編はおそらく掲載されていない。 | ||
★ | まえがき | 梧桐書院 | 『太陽の丘』 | S23.07.30発行 | コメント | ※同作の単行本化に際しての前書き。 | |||
● | 婦人記者 | 銀座出版社 | サロン | 3(8) | S23.08 | 小説 | S.21~22年に「平凡」で不定期連載した竹地道秀シリーズの後日談/※単行本『結婚期』に収録 | ||
★ | 白い紙 | 筑波書林 | ロック (The LOCK) | 3(4) <20> | S23.08 | 小説 | ミステリ、主人公宅に届く謎の白い手紙の真相は | ||
● | 賭博 | 太陽社 | 別册太陽 | 第一輯 | S23.08 | 小説 | E.T.A.ホフマンの幻想小説「賭博師の僥倖(賭事師の運)」に絡めたサスペンス | ||
● | 酒怪 | 中央文芸社 | 大衆小説界 | 2(9) | S23.09 | 小説 | 「怪奇幻想」の角書き/幻の居酒屋で飲んだ話 | ||
● | くちびる | 四國新聞社 | 四国春秋 | 3(10) <33> | S23.09 | エッセイ | 企画ページ「印象に残る女」でのテーマエッセイ | ||
★ | 珍説 日本映畫創生記 | ジープ社 | じーぷ | 1(3) | S23.10 | 読み物 | 映画界あれこれ/※文末が「つづく」となっているが11月号以降に続編は掲載されていない | ||
● | ホテルグリーン | 民生本社 | 小説春秋(コーラス改題) | 1(2) | S23.10 | 小説 | 心臓病で静養中の画伯と未亡人との心中事件 | ||
● | 五百萬圓由來記 | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 3(11) | S23.11 | 小説 | 戦前の中国で青年から「取りに行くまで大事に預かっていてほしい」と預けられた品物の正体は? | ||
● | 熱海 | 櫻菊書院 | 小説と読物 | 3(11) | S23.11 | 小説 | ※単行本『男は沢山いるけれど』に収録 | ||
★ | 脚の見える窓 | 面白世界社 | 面白世界 | 1(9) | S23.11 | 小説 | ドラマ/※冒頭は原稿用紙の直筆をそのまま転写 | ||
● | 見えぬ閃光 | 全13回 | 科学教材社 | 少年工作 | 2(11)~3(12) | S23.11~S24.12 | 小説 | 少年向け冒険推理もの/※戦前に単行本化された北村の同名小説とは別作品 | |
★ | 海へ歸る男 | 太陽社 | 別冊太陽 傑作讀切小説集 | 第二輯 | S23.11.01発行 | 小説 | ドラマ | ||
● | 地獄の天使 | パレス社 | 憩 | <10> | S23.12 | 小説 | 年甲斐もなく女遊びをすることになって相手に昔話をするのだが―― | ||
● | 遊びの倫理 | 實話新聞社 | 月刊實話 | 1(9) <9> | S23.12 | 小説 | 叔父と甥が話す女遊び話の意外な結末は……。 | ||
● | 骸子(ダイス) | 平書房 | 一流作家 読切傑作小説 | S23.12 | 小説 | ある女を巡ってその情夫とサイコロ博打で命のやり取りをすることになってしまった主人公のサスペンス/ダイスの漢字表記は目次・手描きの題字・本文の活字とも全て「骸子」/S11年01~03月連載小説「骰子(ダイス)」とは無関係 | |||
★ | 作者の言葉 | 實業之日本社 | 少女の友 | 41(12) | S23.12 | コメント | ※次号から「深山(みやま)の怪光」を連載するにあたっての作者あいさつ/※掲載個所は次号予告としてp.32-33の間に綴じ込まれたA6サイズの紙片の裏面(p.33対向)であり目次には無い。「ざっさくプラス」では掲載個所をp.0と表現している。 | ||
昭和24年(1949) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | 盗み聞き | 読売新聞社 | 月刊読売 新年増大号 | 7(1) | S24.01 | 小説 | 喜劇 | ||
● | グロープラグ 新しい模型内燃発動機 | 科学教材社 | 少年工作 | 3(1) | S24.01 | 読み物 | 模型飛行機用の発火プラグの作り方の解説 | ||
● | (私の初恋) | クラブ社 | 動く小説と実話 | S24.01 | アンケート | ※「私の初恋」「初恋の人たちへ」の設問2題に回答 | |||
メデューサの首 | 高島屋出版部 | 小説讀物街 創刊特別號 | 第一集 | S24.01 | 小説 | 母親の恋愛を見て次第に発狂しついに猟奇殺人に至った青年画家/※実在事件をモデルにした可能性あり、注意を要す /※「時代讀切傑作集」S25年01月号に再録 |
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● | (風報) | 日本文庫 | 日本文庫 | 3(1) | S24.01 | コメント | ※前号で富田常雄が書いた「蛙聲庵記」での事実誤認に訂正を申し入れるもの | ||
● | 深山の怪光 | 全7回 | 實業之日本社 | 少女の友 | 42(1)~(7) | S24.01~07 | 小説 | 少女向け冒険推理もの | |
● | (私の夢 (ハガキ回答)) | 毎日新聞社 | サンデー毎日 | S24.01.02発行 | アンケート | ヴェノスアイレスへ行ってステーキを食べカルメン・ミランダと踊りたかったが、今はもう一度マイカーを買ってドライブしたい | |||
● | パイプ and ライター | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 4(2) | S24.02 | エッセイ | パイプとライターについてのトリビアと自分の経験談いろいろ/※目次では「パイプアンドライター」 | ||
● | 死神の洞(ほら) | 日本正学館 | 冒険少年 | 2(2) | S24.02 | 小説 | 角書「怪奇伝説」/金塊目当てにやってきた3人の男が自滅する、カンタベリー物語の「免罪符売りの話」をベースにした話 | ||
● | 消え失せた姿 | 中央雑誌社 | X(エックス) | 3(3) | S24.03 | 読み物 | 角書「怪奇実話」 人間失踪事件/※単行本『現代の怪奇』に「消えうせた姿 一つの人間失踪史」として改題収録 | ||
★ | 蒲団部屋 | 櫻菊書院 | 小説と読物 | 4(3) | S24.03 | 小説 | NTR | ||
● | 愛情の石 | 太陽社 | 太陽 | S24.03 | 小説 | メロドラマ的 | |||
● | 賭けた命 | 竹井出版 | 日の出 | 3(3) | S24.03 | 小説 | ※目次での角書「愛慾小説」/S23年「骸子」のリメイクに近い内容 | ||
マダム清江 (※再録?) | 太陽社 | 別冊太陽 | 第三輯 | S24.03 | 小説 | ※昭和10年1月21日発行「週刊朝日増刊 新春讀物號」(27巻5号)掲載作「マダム淸江」の再録か | |||
★ | 靴帰る | 明星社 | 千一夜 | 2(2) | S24.03 | 小説 | ユーモア/洋装を盗まれた主人公が熱海の靴磨き屋の機転で何とか靴だけ取り返す話 | ||
● | (専太郎「さしえ」傑作集 一世風靡の『岩田調』) | 毎日新聞社 | サンデー毎日 春の大衆文藝 | S24.03.15発行 | 紹介記事 | ※挿絵画家・岩田専太郎の画業を紹介する記事に北村の著書「情炎の都市」で描いた挿絵が2枚掲載されている | |||
● | 寢台を買う | 毎日新聞社 | サンデー毎日 春の大衆文藝 | S24.03.15発行 | 小説 | 豪華なベッドが売りに出ているというので見に行ったところ新手の風俗だったというオチ | |||
● | 3万円奇譚 | 中央文芸社 | 大衆小説界 | 3(4) | S24.04 | 小説 | ユーモア/※『現代ユーモア文学全集13 北村小松集』に「貸間三万円」として改題収録 | ||
● | (おやぢと女優) | 近代女性社 | 美貌 (LA BEAUTE) | 4(4) | S24.04 | エッセイ | 女優になった次女・亜矢子についての寸感/※グラビアページ掲載 | ||
● | 青手組 | 全6回 | 学習研究社 | 中学二年の学習 | 3(1)~(6) | S24.04~09 | 小説 | ミステリ/少年探偵もの | |
★ | 半麻醉 | 太陽社 | 太陽 | 3(5) | S24.05 | 小説 | 主人公の前にあらわれた“ドッペルゲンガー”のトリックとは? | ||
● | 幸運の惡魔 | モダン日本社 | モダン日本 | 20(5) | S24.05 | 小説 | 幸運の手紙(※現在でいう不幸の手紙)を受け取って翻弄される話 | ||
● | (煙草特集 けむり天國) | 東西出版社 | 旬刊ニュース | 4(6) <55> | S24.05.01発行 | 読み物 | ※北村を含む日本パイプクラブ同人9名による合同執筆企画 /煙草に関するトリビアを多数紹介しているが個別の署名は無く執筆者の特定は不能 |
||
● | 阿片 | 江戸書院 | オール小説 | 2(6) | S24.06 | 小説 | ミステリ/かつて阿片窟で見た女の容貌にとらわれ続ける男の話 | ||
★ | 恍惚への誘惑 | 讀物時代社 | 讀物時代 | 2(2) | S24.06 | 小説 | ドラマ/終戦後の絶望を愛人との情事で紛らわせていた男が無理心中を図るに至った胸中を友人の視点で描く | ||
● | 天狗岩のなぞ | 10/全12回 | 二葉書店 | 小学五年(→小学六年) | 3(6)~4(3) | S24.06~S25.03 | 小説 | 角書「怪奇探偵小説」/※「小学五年」10回連載の後「小学六年」4月号へ持ち上がり/翌年ポプラ社より「天狗岩の謎」の題で単行本化 | |
● | 海の見える丘 | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 4(7) | S24.07 | 小説 | ドラマ | ||
● | (葉書回答 私のニセモノ) | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 4(7) | S24.07 | アンケート | 過去二度ほど自分の名を騙る男に寸借詐欺を働かれ非常に迷惑したことなど | ||
● | 顔のない女 | 毎日新聞社 | サンデー毎日 別冊 夏の小説・読物 | S24.07.01発行 | 小説 | ミステリ/探し求めた謎の女の意外な正体 | |||
★ | 女優部屋の怪 ―フィリッピン― | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 4(8) | S24.08 | エッセイ | テーマエッセイ「お化けコンクール」枠/幽霊の正体見たり、天井裏の覗き犯 | ||
● | 幽靈 | 新人シナリオ作家協会 | シナリオ文藝 | 4(8) | S24.08 | エッセイ | 自分の所有する映画フィルムには今は亡き俳優や若い頃の自分の姿が写っているが、これこそ現代の幽霊ではないか | ||
● | (東西映畫是非) | 丹頂書房 | 文芸公論 | 1(4) | S24.08・09合併号 | アンケート | ※企画ページ「映画アンケート」での回答/好きな映画と嫌いな映画を各1本挙げている | ||
● | 救はれた詩人 | 新春社 | ユーモア | 13(9) | S24.09 | 小説 | ギャグ | ||
● | 黄昏の薔薇 | 國民社 | ラッキー | 2(10) | S24.09 | 小説 | 嫁ぎ先で虐げられている妹を何とか救いたい作家夫婦の憂欝 | ||
● | (北村小松先生(天狗岩の作者)) | 二葉書店 | 小学五年 | 3(9) | S24.09 | 取材記事 | グラビア「GOちゃんカメラかついで大活躍」(p.3)欄でのスナップ写真&コメントの掲載を目視確認 | ||
マンシヨン月光荘 | 太陽社 | 太陽 | 3(9)? | S24.09 | 小説 | ||||
● | 千古の謎『黄金境(エル・ドラド)』 | 全3回 | 太陽社 | こども太陽 | 2(9)~(11) | S24.09~11 | 読み物 | 角書「探検物語」/インカ帝国の興亡を詳しく紹介した読み物 | |
★ | 米本土爆撃機の悲劇 | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 4(10) | S24.10 | 読み物 | 戦史/A26、㋘、T.B、大⃝、富嶽、風船爆弾、秋水について触れている/挿絵:小松崎茂 | ||
● | ブギの女王 | 朝日新聞文化事業団 | デモス ―DEMOS― | 7(10) | S24.10 | エッセイ | ある日の笠置シヅ子との思い出を実話小説風に書いたもの | ||
● | (独身時代の結婚の夢はどの程度に実現したか?) | 主婦之友社 | 主婦之友 | 33(10) | S24.10 | アンケート | ハガキ回答/ピアノ・小型自動車・自分の家といずれも実現したが戦争で手放し元に戻ってしまった | ||
● | 手袋の秘密 | 太陽社 | 別冊太陽 | 第五輯 | S24.10 | 小説 | ※悲恋モノだが別離の理由にレプラ(ハンセン氏病)を用いているため今日では注意が必要 | ||
★ | 牡の愛慾 (※再々録) | 晃文書房 | 別冊讀切獵奇讀物 | 1(1) | S24.10.01発行 | 小説 | ※「スバル」23年7月号の印刷原版から「つづく」が削除され、結末のないまま単独再録されたもの | ||
★ | 覗かれた男 | テラス社 | 讀切小説集 | 4(8・9) | S24.10・11合併号 | 小説 | ドラマ | ||
★ | 山莊のヂュリア | 高島屋出版部 | 小説讀物街 | 第六集 | S24.11.01発行 | 小説 | 孤独な山荘暮しで心が歪み、山荘に担ぎ込まれた見知らぬ自殺未遂の男性を殺して自分も後追い自殺するジュリアに戸惑い翻弄されるヒロイン/※目次では「山莊のジュリア」表記。 | ||
★ | 消えぬ火 | 太陽社 | 太陽 | 3(11) | S24.11 | 小説 | ドラマ | ||
△ | (模型飛行家の横顏) | 少年文化社 | ロケット別册 模型飛行機特集号 | 4(12) | S24.11.15発行 | アンケート | ※「①初めて模型飛行機を作った頃の思い出、②主なる模型飛行機とその記録、③現在進行中の仕事とこれからの予定」について興味深い回答あり(p.46-47) | ||
● | ビナバエ物語 | 読売新聞社 | 月刊読売 | 7(16) | S24.12 | 小説 | ユーモア/相手が実は男だとは知らずに美しいビナバエ(=ゲイ)を巡って争った男達 | ||
(朝の家庭訪問 天狗岩のなぞの北村小松先生を訪ねて) |
二葉書店 | 小学五年 12月号ふろくおもしろ号 1949年さよなら大放送 |
3(12) 付録 | S24.12 | 取材記事 | インタビュー/肩書が「探偵作家」、記事中でUコン模型飛行機ぶた号のことを「トンカツ号」と表現 ※本誌の目次では別冊付録の誌名を「さよなら一九四九年大放送」と表記 |
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昭和25年(1950) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
★ | 港に咲く薔薇 | 世界社 | クラブ | 5(1) | S25.01 | 小説 | ドラマ | ||
● | (ジャングル・ブギウギ) | 世界社 | 富士 | 3(1) | S25.01 | 取材記事 | グラビア企画ページ「名流隱し藝大會」で横山泰三と原住民の扮装 | ||
● | 法律のすき間 | ぎょうせい | 法律のひろば | 3(1) | S25.01 | エッセイ | |||
● | 狐の野球 | 名古屋タイムズ社 | 野球王 | 2(1) | S25.01 | 小説 | 子供向け、狐がナイターをしているのかと思ったら腰から提げたタオルを尻尾と見間違えていたというオチ | ||
● | メデューサの首 (※再録) | 銀座文庫 | 時代讀切傑作集 | 3(13) | S25.01 | 小説 | ※「小説讀物街」S24年第一集掲載作の再録/※「モデル小説」との惹句あり、注意を要す | ||
△ | (第一回全日本模型飛行機競技大会) | 少年文化社 | ロケット | 5(1) | S25.01 | 取材記事 | ※同大会の様子を報じる5ページの写真記事で北村は「ブタ」「人魚」「鬼婆」のUコン3機と共に写真に納まっている。 | ||
眞夜中の淑女 | 太陽社 | 太陽 | 4(1) | S25.01 | 小説 | ※戦前の同名作(昭和6年「サンデー毎日 春季特別号」(10(12)掲載、単行本『肥料と花』収録)の細部を戦後の時代に合うよう書き改めたもの/単行本『哀愁の書』に収録 | |||
風太郎紳士 | 民生本社 | うきよ | S25.? | ※S24.12、S25.01、03、04、09の目次にはないためS25.02・05~08の間に掲載か | |||||
● | ラヴレター・イン・ブルー | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 5(3) | S25.03 | 小説 | 父親の留守中に金の無心に来た姉弟が書斎を家探ししているうちに亡母の書いたラブレターを見つけ…… | ||
★ | 人間密輸 | 時事通信社 | 讀物時事 | 6(3) | S25.03 | 小説 | ドラマ、サスペンス | ||
● | ゆきづりの…… | 高島屋出版部 | 小説讀物街 | 2(4) | S25.04 | 小説 | ※戦前に執筆した「動物園で會つた女」(「日の出」S.7年10月号掲載)のリメイク/単行本『哀愁の書』に収録(目次のみ「ゆきずりの――」と表記) | ||
● | (天狗岩のなぞ) | 2/全12回 | 二葉書店 | (小学五年→)小学六年 | 4(4)~4(5) | S25.04~05 | 小説 | ※「小学五年」3月号からの持ち上がり | |
★ | 空とぶ円ばん | 全13回 | 小学館 | 小学三年生 | 5(1)~5(13) | S25.04~S26.03 | 小説 | 子供向け冒険SF/前号(「小学二年生」3月号)掲載の予告では“航空ぼうけん物語”となっている | |
赤と黒 | 太陽社 | 太陽 | 4(5) | S25.05 | 小説 | ||||
● | カメラ アレコレ | フォトグラフィ | フォトグラフィ | 2(6) <13> | S25.06.01発行 | エッセイ | ※模型飛行機を持つ北村の写真掲載/「未完」とあるがこれは同誌での北村の随筆枠(全三回)をさしている | ||
● | アラジンのランプ | 学習研究社 | 小学五年の学習 | 5(3) | S25.06 | 小説 | 「アラジンと魔法のランプ」をほぼそのまま平易に書き下したもの | ||
★ | 山の神 | 2/全12回 | 家の光協会 | 家の光(→家の光こどもグラフ) | 26(6)~(7) | S25.06~07 | 小説 | 角書「連載怪奇冐險小説」/※第1回~第2回は本誌巻末「こども家の光」ページに掲載 | |
★ | 作者のことば | ポプラ社 | 『天狗岩の謎』 | S26.06.05発行 | コメント | ※同作の単行本化に際しての前書き。少年時代に八戸市是川村の天狗岩で遊んだ思い出や祖父が物盗りに刺されて亡くなったことなどをもとに発想したと語っている。 | |||
● | 火あそび | 實業之日本社 | ホープ (HOPE) | 5(7) | S25.07 | 小説 | 浮気相手と熱海へ泊りに行くもドテラ一丁で彼女と散歩している間に旅館が全焼してしまい途方に暮れるオチ | ||
★ | (第一回全日本模型飛行機競技大会) | 少年文化社 | ロケット | 5(7) | S25.07 | 取材記事 | ※同大会の様子を報じる4ページの写真記事で審査員6人(本庄季郎、木村秀政、三島通隆、小川利彦、野沢正、北村)による審査の様子が掲載されている。ただし北村の顔はページの谷間に位置していてほとんど見えない。 | ||
★ | 女性とカメラ | フォトグラフィ | フォトグラフィ | 2(7) <14> | S25.07.01発行 | エッセイ | ※奥付ではS25/6/1発行と表記/文末に「未完」の表記あり | ||
△ | (新しい模型飛行機の出発) | 毎日新聞社 | 浅海一男『模型飛行機の第一歩』 | S25.07.20発行 | 写真 | ※第一回全日本模型飛行機競技大会東京会場でのスナップ写真を見開きで特集したもの。ただし北村本人が写った写真はなく、北村が一万円の費用をかけて製作提供したトロフィーの写真が写真番号③として紹介されている。 | |||
★ | 私はこう思う 回轉するロケット圓盤機 | 少年文化社 | ロケット | 5(8) | S25.08 | コメント | 北村が考案した円盤のイラスト掲載/※企画ページ「20世紀の驚異 円盤ロケットの謎をさぐる」枠 | ||
● | 物置にいた少年 | 實業之日本社 | 少女の友 | 43(8) | S25.08 | 小説 | SF/長崎原爆の影響で筆跡や老化が真逆になった少年の最期 | ||
★ | 写眞と思ひ出 | フォトグラフィ | フォトグラフィ | 2(8) <15> | S25.08.01発行 | エッセイ | 弟から写真乾板は甘くて美味いと勧められたが自分は食べられなかったことなど/※文末に「終」の表記 | ||
★ | (山の神) | 10/全12回 | 家の光協会 | (家の光→)家の光こどもグラフ | 26(8) 付録 ~27(5) 付録 |
S25.08~S26.05 | 小説 | ※第3回以降は別冊付録のタブロイド判「家の光こどもグラフ」に掲載/第4回はサブタイトルの記載なし | |
● | (グラフ対談 空の話題) | 毎日新聞社 | 毎日グラフ | 3(21) <57> | S25.08.20発行 | 対談 | ※法政大学の駒林栄太郎(元・航空局航空試験所長)との対談 | ||
由美子と秋子 | ロマンス本社 | モダンロマンス(modanロマンス) | 1(1) | S25.09 | 小説 | ※表紙の誌名ロゴはローマ字で「modan」と片仮名で「ロマンス」 | |||
● | 幻の門 | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 5(9) | S25.09 | 小説 | 同窓会をすっぽかされた2人が街をぶらついているうちに学生時代の下宿を見つけ…… | ||
△ | 愛情に責任を (※「昔の許婚者と『より』 過去を忘れ結婚したい」への回答) |
養徳社 | 東京日々新聞文化部 編『女性の抗議』 | S25.9.15発行 | 回答 | ※東京日日新聞紙上の企画欄「女性の相談と抗議」をまとめたものでうち一篇を北村が担当。 | |||
● | 黄金湖の黒髪女 | ロマンス本社 | モダンロマンス(modern モダンロマンス) | 1(2) | S25.10 | 小説 | エルドラドの黄金をめぐるスリル/ヒロインを含む多くの犠牲者を出して水を抜いた湖底からついに黄金が姿を現すも、 翌日には泥が乾いてコンクリートになってしまう/※表紙の誌名ロゴは英語で「modern」+片仮名で「モダンロマンス」 |
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● | 鄕愁 | 毎日新聞社 | サンデー毎日 中秋特別号 | S25.10.20発行 | 小説 | 企画特集「小説風土記」枠/「百合を求む」という看板を掲げ続ける老人の生き様に戦前の横浜を知る主人公が郷愁を掻き立てられる話 | |||
★ | (今日われ轉業す ⑥模型飛行家になった北村小松さん(作家)) |
読売新聞社 | 月刊読売 | 8(13) | S25.11 | 取材 | 有名人がもしも転業したら……という企画記事 | ||
● | K君の歎き | モダン日本出版部 | 別册モダン日本 別册特別読物号 | 21(9) | S25.11.01発行 | エッセイ | 医学の進歩で悲劇物が演りにくくなったとボヤく知人の俳優K君の話 | ||
● | 惡友 | 日本温泉協会 | 温泉 | 18(12) | S25.12 | 小説 | ユーモア/※『現代ユーモア文学全集13 北村小松集』に収録 | ||
★ | 二つの花束 | 太陽社 | 太陽 | 4(12) | S25.12 | 小説 | 映画界に絶望し失踪した女優と元彼の悲劇的な結末/ラストに「事実とは無関係」の断り書きあり | ||
● | 作者の言葉 | 新潟日報社 | 新潟日報 | S25.12.10号? | コメント | ※「静岡新聞」ではS25.12.31号<通巻:3298>に掲載/「風雪󠄁の歌」連載開始に関する所感 | |||
○ | 風雪󠄁の歌 | 全170回 | 新潟日報社 | 新潟日報 | S25.12.11~? | 小説 | ※「静岡新聞」ではS26.01.01~06.24の期間で連載/単行本『風雪の歌』として刊行 | ||
昭和26年(1951) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | 銀幕太平記 ~蒲田から大船~ | 読売新聞社 | 月刊読売 | 9(1) | S26.01 | 読み物 | 映画草創期 | ||
● | 映畫再建 | 読売新聞社 | 月刊読売 | 9(1) | S26.01 | エッセイ | 当時の邦画に対する苦言/※テーマエッセイ企画「素人政治論」枠 | ||
★ | テンカン奇譚 | 白鷗社 | 笑の泉 (小説文庫 別册) | <37> | S26.01 | エッセイ | 俳優・坂本武が仮病を見抜かれて酷い目に遭った話/戦前の著作「テンカンの妙藥」では仮名(S君)となっている | ||
★ | 肉体の記憶 | テラス社 | 讀切小説集 | 6(1) | S26.01 | 小説 | ドラマ/※単行本『哀愁の書』に収録 | ||
○ | 魔の井戸 | 全89回 | 毎日新聞社 | 毎日中学生新聞 | S26.01.01~03.31 | 小説 | 冒険探偵小説、後にテレビドラマ「誰か見ている」にも登場する「チャマハ山」が舞台 | ||
★ | 夜歩く女たち ―自動車による三日間の記録― | 毎日新聞社 | サンデー毎日 別冊 新春特別号 | S26.01.01発行 | ルポ | ダルメニア人のセリ君と二人で東京の夜の町を自動車で流して出会った女性たちの話 | |||
★ | 三人の娘を嫁がせて | 同志社 | 婦人生活 | 5(2) | S26.02 | エッセイ | 三人の娘それぞれの結婚の経緯に関する手記、北村と娘たちとの写真掲載 /※河出書房『結婚について』(S28、S30)に結婚年の表記方法などを修正して収録 |
||
● | 大空の謎 | 小学館 | 中学生の友 | 27(12) | S26.02 | 読み物 | 科学、不思議 航空機の遭難など | ||
★ | ヴァイオリンを彈く女 | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 6(2) | S26.02 | 小説 | |||
● | (日本の危機に備えて 各界の名士に聴く) | 読売新聞社 | 月刊読売 号外版 危機の読本 | 9(3) | S26.02.05発行 | アンケート | 再軍備関連に関するアンケート4問の回答 | ||
● | 日本航空人・健在? ―飛べなくなつた飛行機關係者は今何をしてゐるか― |
文藝春秋新社 | 文藝春秋 | 29(4) | S26.03 | 読み物 | 日本の飛行機関係者の戦後の身の振り方あれこれ/※目次では「日本航空人は健在か」 | ||
★ | 東京のお嬢さん | 全6回 | 凡人社 | 平凡 | 7(3)~(8) | S26.03~08 | 小説 | ※高峰秀子の歌唱を想定した公募曲「東京のお嬢さん」(北村昇作詞)をテーマにしたもの | |
● | ダブル・ベッド | ラッキー社 | ラッキー | 4(4) | S26.04 | 小説 | ※単行本『東京のお孃さん』に収録 | ||
● | エヴァ・ハプン物語 | 日本交通公社 | 旅 | 25(5) | S26.05 | エッセイ | 旅先での偶然体験いろいろ/マニラで白仙洞古心(父親の俳号)の揮毫を見せられた事など | ||
● | とんでも・はつぷん | 日本社 | 文藝倶楽部 (にっぽん増刊) | 14(5) | S26.05.01発行 | 戯曲 | おとぎ話のオールスター総出演のギャグ | ||
● | (C・ボーンステン W・レイ 宇宙の征服) | 出版ニュース社 | 出版ニュース | <164> | S26.06.上旬号 | 書評 | 白揚社刊の同書に対する感想、ジェラルド・ハード「地球は狙われている」にも言及/※本誌「ハガキ書評」枠で掲載 ※奥付では通巻163号となっているがおそらく誤り/ボーンステンはボーンステルの誤植 |
||
☆ | わたしは処女 | 全12回 | 東京出版 | 東京 | 2(1)~3(5) | S26.06~S27.05 | 小説 | 薄幸少女モノ/※「文藝年鑑」にS27年6月号まで掲載とあるのは誤り | |
★ | エベレストの鬼 | 全2回 | ぎんのすず | 銀の鈴 上級 | 6(6)~(7) | S26.07~08 | 読み物 | 登山家マロリーの伝記(執筆当時のエベレストは未踏峰) | |
★ | 僞裝の放蕩 | 千一夜出版社 | 千一夜 | 4(8) | S26.08 | 小説 | ドラマ | ||
★ | 大ホーデン傳 | 白鷗社 | 笑の泉 (小説文庫 別册) | 6(8) <45> | S26.09 | 読み物 | 伝奇 時代劇 下ネタ 江戸時代の大睾丸者あれこれ | ||
● | アマゾン川の空中戦 | 妙義出版社 | 太陽少年 | 2(11) | S26.09 | 小説 | 航空冒険もの/※8月号掲載の次号予告では題名が「航空怪奇小説 空魔」となっている | ||
★ | 霧隱才藏 | 全3回 | 小説新社 | 小説朝日 | 1(4)~(6) | S26.09~11 | 小説 | ||
★ | 無社交談 | 雄鶏社 | 日曜日 | 1(2) | S26.10 | エッセイ | 各界14人との交友の回想、菊地寛と面識を持つようになったきっかけなど | ||
★ | (混線合評 イブのすべて) | 雄鶏社 | 日曜日 | 1(2) | S26.10 | 映画評 | ※北村を含む7人の映画評をシャッフルしており、どれが誰の発言なのか特定不能 | ||
● | ひょうたん先生 | 6/全8回 | 学習研究社 | 四年の学習(→五年の学習) | 6(7)~(12) | S26.10~S27.03 | 小説 | 子供たちと画家のひょうたん先生とのゆかいな日常/※「四年の学習」の後「五年の学習」へ持ち上がり | |
● | 両親教室 | 全5回 | 学習研究社 | 母の光 | 3(10)~4(1)、4(3) | S26.10~S27.01、03 | 小説 | 年頃の娘の結婚問題をめぐって起きる小さな事件/※4巻2号(S27.02月号)は発行されていない | |
★ | 作者の言葉 | 花形ブック社 | 花形ブック | 1(1) | S26.11 | コメント | 「星を呼ぶ乙女」連載開始にあたっての作者挨拶 | ||
☆ | 星を呼ぶ乙女 | 全7回 | 花形ブック社 | 花形ブック | 1(1)~2(5) | S26.11~S27.05 | 小説 | 芸能界を舞台とした連載小説/※『現代ユーモア文学全集13 北村小松集』に収録 | |
★ | 絹代大いに泣く | 日本社 | 文藝倶楽部 (にっぽん増刊) | 2(1) | S26.12.05発行 | 読み物 | 無声映画時代のロケ先での糞尿譚2題。男性俳優のいたずらでトイレの足場に大糞を出した犯人にされてしまった田中絹代が悔しさで泣いたという他愛のないもの。 | ||
● | 百円の殺人 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S26.12.07発行 | エッセイ | 模型飛行機、親が子を殺した当時の事件に関するコメント | |||
昭和27年(1952) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | 翠玉(エメラルド)綺譚 | 東西南北社 | ロマンス | 7(1) | S27.01 | 小説 | イミテーションだと言われて貰ったエメラルドの首飾りが贈り主の手違いで本物だったという喜劇 | ||
● | エアガールNO1(ナンバーワン) | 凡人社 | 平凡 | 8(1) | S27.01 | 小説 | ユーモア/青年とキャビンアテンダント志願の娘との縁談話/単行本『東京のお孃さん』に収録 | ||
● | 日本の空ふたたび開く | 日本交通公社 | 旅 | 26(1) | S27.01 | エッセイ | 日本航空の運航開始に寄せて/終戦時の思い出についても触れている | ||
● | 第四道楽 | 随筆舎 | 随筆 | 1(2) <2> | S27.02 | エッセイ | 模型飛行機/※ぶた号を持つ北村の写真あり、署名は直筆の転写 | ||
● | 風流トルコ風呂 | 三世社 | 講談讀切倶樂部 | 1(1) | S27.02 | 読み物 | 銀座「東京温泉」で有名になったトルコ式蒸し風呂について諸外国でのやり方や戦前のエピソードなどトリビアあれこれ | ||
● | (ご自慢ノート) | 毎日新聞社 | 毎日新聞 | S27.02.27発行 | 取材 | 取材企画でのコメント、工作室自慢など | |||
★ | 恋愛と墓場 ~戦後恋文名作集~ | 新婦人社 | 新婦人 | 7(3) | S27.03 | 小説 | すれ違う恋人同士が破局する過程を手紙のやりとりの文面のみで描く戯曲風小説/※「現代ユーモア文学全集」に再録された際、速達便のうちの一通から速達表記が消えている。作者による修正か再録ミスによる欠落かは不明。 | ||
● | 東京温泉 | 日本温泉協会 | 温泉 | 20(3) | S27.03 | エッセイ | 当時肖像権訴訟で話題になったサウナ「東京温泉」に絡めた風俗ネタ数点 | ||
● | 稗史 不知火譚(くさぞうし しらぬひものがたり) | 小説新社 | 小説朝日 | 2(3) | S27.03.01発行 | 小説 | 怪奇時代劇 「白縫譚」を読切小説にしてほしいとの依頼で書き下したもの | ||
★ | 銀ぶら・銀走り・銀止り | 雄鶏社 | 日曜日 増刊 銀座読本 | 2(4) | S27.03.01発行 | エッセイ | 銀座の思い出話/※目次に「銀座35年」の副題あり | ||
● | 青空グループ№1 | 小学館 | 女学生の友 | 3(1) | S27.04 | 小説 | 戦争で父を亡くした少女のもとへ、その父を撃墜した米軍パイロットが訪ねてきて…… | ||
● | 絕對と相對 ―絞首刑是非論を語りて― | 政界往來社 | 政界往來 | 18(4) <78> | S27.04 | エッセイ | 当時あった絞首刑違憲論についての所感 | ||
● | (ひょうたん先生) | 2/全8回 | 学習研究社 | (四年の学習→)五年の学習 | 7(1)~(2) | S27.04~05 | 小説 | ※「四年の学習」3月号からの持ち上がり | |
★ | プーカX号 | 4回途絶 | 集英社 | おもしろブック | 4(5)~(8) | S27.04~07 | 小説 | 少年冒険もの、航空 | |
● | (墜落も愉し) | 朝日新聞社 | アサヒグラフ | 56(18)<1446> | S27.04.30号 | 取材 | ※北村の模型飛行機趣味に関する取材、写真多数/もく星号墜落事故特集の直後に載せるという趣味の悪い構成 | ||
★ | 大ホーデン傳 (※再録) | 白鷗社 | 笑の泉 臨時増刊 艶笑奇談百家選 | 第2集 <51> | S27.04.15日発売 | 読み物 | ※「笑の泉」S26年9月号の再録/本書はアンソロジーという体裁のため目次での表記は「第五八話 大ホーデン伝」 | ||
● | 佐々木小二郎といふサムライ | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 7(5) | S27.05 | 小説 | 剣豪と同じ読みの名を持つ変わり者の友人とその周囲で起きる珍騒動/目次では「佐々木小二郎」のみ /※S32年「別冊大衆小説」に再録、単行本『現代ユーモア文学全集13 北村小松集』に収録 |
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● | アチラY談 | 白鷗社 | 笑の泉 | <51> | S27.05 | エッセイ | 海外の若者たちから聞いた猥談あれこれ | ||
○ | 愛情 | 全8回 | 新婦人社 | 新婦人 | 7(5)~(12) | S27.05~12 | 小説 | “肩で溜め息をする人魂”の噂を発端に始まるミステリ風ロマンス /※導入部は1942年発表のアイリッシュの短編「It Had to Be Murder」(ヒッチコック映画「裏窓」の原作)を連想させる |
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● | 航空遭難秘話 | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ | 1(11) <11> | S27.05.04号 | 読み物 | もく星号墜落事故に関連した航空史の解説 | ||
★ | 越境夫人 | 小説と映画社 | 東京クラブ | ?(6) | S27.06 | 小説 | ユーモア/作家の飼い犬とピアニストの騒音がお互いの敷地を越えてくることで起きる大喧嘩 | ||
● | 殘された小鳩 | 世界社 | 富士 | 5(7) | S27.06 | 小説 | 幼い娘を遺して妻に先立たれた主人公の苦悩を描く | ||
貸間三万両 (※再録?) | 日本社 | 文藝倶楽部 (にっぽん増刊) | 2(6) | S27.06.01発行 | 小説 | ※「大衆小説界」S24年04月掲載作「3万円奇譚」の改題再録? | |||
● | (持寄り座談会 女の魅力というものは) | 世界社 | 富士 臨時増刊 | 5(8) | S27.06.15発行 | 座談会 | ※その他の出席者:大林清、鹿島孝二、中沢圣夫 | ||
★ | 大正十三年兵 | 朝日新聞社 | 週刊朝日 夏季増刊 涼風読物号 | S27.06.15発行 | 小説 | 作家として活躍する筆者のもとに尋ねてきたかつての上官の頼みとは――? | |||
● | やぶそば創世記 | 小説朝日社 | 小説朝日 | 2(7) | S27.07 | 小説 | ユーモア時代劇、妖怪の正体みたり | ||
○ | 糞坊主 | 全44回 | 内外タイムス社 | 内外タイムス | S27.07.02~08.15 | 小説 | |||
★ | 正に怪談 | 白鷗社 | 笑の泉 夏期特別号 | <54> | S27.08 | エッセイ | 女心の奇々怪々についてのコント風エッセイ/※奥付に第四巻第八号とあるがおそらく誤記 | ||
● | (名士のご工夫拜見) | 主婦と生活社 | 主婦と生活 | 7(8) | S27.08 | コメント | ※企画欄「私の生活ノート」に連動するグラビアで手製の木工細工3点の写真とコメントを掲載 | ||
● | 木工細工と手製シャンデリヤ | 主婦と生活社 | 主婦と生活 | 7(8) | S27.08 | コメント | ※企画欄「私の生活ノート」に寄せた手製の木工細工に関する北村からのもう少し詳しいコメント | ||
★ | エア・ガール | ラッキー社 | ラッキー | 5(9) | S27.09 | 小説 | 見ると遭難するという「雲娘」の都市伝説をめぐって起きる喜劇/※単行本『結婚期』に収録 | ||
● | 空から来た男 | 東西南北社 | ロマンス | 7(9) | S27.09 | 小説 | 日本軍の優秀なテストパイロットが戦地で記憶喪失となり6年間中華民国の軍人として生きていたという創作 | ||
● | (座談会 お空はわが家!!) | 小学館 | 小学五年生 | 5(6) | S27.09 | 座談会 | 北村とパイロットやスチュワーデスなど4人、それに本誌漫画家を加えて航空体験談を披露するもの | ||
★ | 何事にも御注意 | 白鷗社 | 笑の泉 | <55> | S27.09 | エッセイ | 下ネタ/※目次では「何事にもご注意」 | ||
● | 恋人という名の小型自動車 | 凡人社 | 平凡 | 8(9) | S27.09 | 小説 | ヒロインの恋愛成就を弟と親友が画策する話 | ||
● | 消えゆく八戶情緖 ―変貌した南部の街― | 日本交通公社 | 旅 | 26(9) | S27.09 | エッセイ | 八戸の風景の移り変わり | ||
● | お酒のたのしみ | 主婦と生活社 | 主婦と生活 | 7(9) | S27.09 | エッセイ | 囲み記事で「日本酒は嫌い、酒ならウィスキーかブランデー、夏はビール……」他につまみの話等々 | ||
● | (街の話題 洗足池畔の怪異 幽霊館を探る) | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ | 1(31) <31> | S27.09.21号 | 取材 | ※洗足池畔で噂になっている幽霊屋敷に関する記事/近くに住む北村小松への聞き取りを含む/取材では目撃談の発端とおぼしきN氏が冗談で話していた幽霊館の怪談話を耳にした北村が小説にして広まったようにまとめられている | ||
● | 火山と船 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S27.09.30発行 | エッセイ | 明神礁噴火の遭難事故に関連した世界の海底爆発遭難史の解説 | |||
● | カナ子ちゃん | 主婦と生活社 | 主婦と生活 | 7(10) | S27.10 | 小説 | 喜ぶと思って4歳の娘にベレー帽を買ってきたが嫌がられモヤモヤした作家の話 | ||
● | 不死身の男 | 三世社 | 讀切倶樂部 | 1(9) | S27.10 | 小説 | ユーモア/頑丈な男だったが二人目の妻に絞られて腎虚で死ぬ話 | ||
● | 新婚スタイルブック 連載第五話 | 同志社 | 婦人生活 | 6(10) | S27.10 | 小説 | 作家持ち回りのリレー小説のうち第5話を担当。 | ||
残像 (※再録?) | 日本社 | にっぽん読切小説読物 | 15(10) | S27.10 | 小説 | ※「読物時事」S22年11月号掲載作の再録? | |||
★ | 魅いられた女 (※改題再録) | 全3回 | モダン生活新社 | モダン生活 | 3(11)~(13) | S27.10~12 | 小説 | ドラマ/戦前の作品「上海‐横濱」(『モダン日本』S10年7月~9月号)の改題再録 | |
★ | 女優という名の人間 ―人生のフィルムに明滅する女優の総て― |
小説朝日社 | 小説朝日 話の手帖 | 1(3) | S27.10.01発行 | エッセイ | 映画界、女優 ネタ | ||
★ | (博物館のある家庭工場 北村小松氏訪問) | ひまわり社 | それいゆ 臨時増刊 生活の絵本 | 第4号 | S27.10.01発行 | 取材記事 | ※幾野道子による北村小松宅の訪問取材、自作の調度品や模型飛行機、自家用車など写真多数 | ||
△ | あとがき | 三笠書房 | コールドウェル『タバコ・ロード』 | S27.10.10発行 | あとがき | 「タバコ・ロード」の作者コールドウェルについての解説など | |||
● | (青い目黒い目 隣の騒音) | 讀賣新聞社 | 週刊読売 | 10(35) | S27.10.19号 | 短信 | ※丸尾長顕による“煩い隣家のラジオの音を浜本浩と北村小松がどう対処したか”というコラムだが、出来過ぎたオチもあり、おそらく事実ではなく実名を使った創作コントではないか/北村について「探偵小説の」「童顔の」と表現している | ||
● | 我慢志願兵 | 光文社 | 面白倶楽部 | 5(12) | S27.11 | 小説 | 大正十四年兵関連のユーモア軍隊もの | ||
● | (名士のお手並拜見 ―ザルを使って―) | 主婦と生活社 | 主婦と生活 | 7(11) | S27.11 | コメント | ※グラビアページにてザルを利用した手製タバコセット・状差し・手燭の写真3点とコメントを掲載 | ||
★ | ワラジと女優 | 東京出版 | 東京 | 3(12) | S27.12 | 小説 | タイの留学生ジャワラジ君のつたない日本語が巻き起こす騒動/※「文藝年鑑」に11月号掲載とあるのは誤り | ||
● | 「バカ・ボム」敗れたり! | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 7(12) | S27.12 | 小説 | 擬人化した特攻兵器「桜花」の身の上語り | ||
カウボーイ飛行家 | 妙義出版社 | 太陽少年 | 3(14) | S27.12 | 小説 | ※特集「空の冒険小説傑作集」枠/S27年11月号掲載の次号予告では「大空の怪星」という題名になっている | |||
● | 德利騷動 | 桃園書房 | 小説倶楽部 | 5(12) | S27.12 | 小説 | 淀君が霧隠才蔵に命じて家康から盗ませた輪伽(リンガ)徳利の正体は……/※単行本『糞坊主』『霧隠才藏』に収録 | ||
● | お化け異聞 | 小説朝日社 | 小説朝日 創作特集 | 2(13) | S27.12.01発行 | 小説 | 怪奇ユーモア/お化け屋敷と九谷、山村 | ||
呪われた顔 | 日本社 | 文藝倶楽部 (にっぽん増刊) | 2(12) | S27.12.01発行 | |||||
● | 秘密諜報機関 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S27.12.17発行 | エッセイ | スパイ関連 | |||
△ | (3 出不精の友を花見に(女子文)) | 大泉書店 | 鑓田研一『手紙百科』 | S27.12.20発行 | 引用 | ※第九章「勧誘」の花見に誘う手紙の文例として、著者が北村作品から転載したものらしい | |||
△ | (1 お宅で勢揃いした上(女子文)) | 大泉書店 | 鑓田研一『手紙百科』 | S27.12.20発行 | 引用 | ※第九章「勧誘」のピクニックに誘う手紙の文例として、著者が北村作品から転載したものらしい | |||
△ | (4 ピクニックに誘われて(女子文)) | 大泉書店 | 鑓田研一『手紙百科』 | S27.12.20発行 | 引用 | ※第九章「勧誘」のピクニックに誘う手紙の文例として、著者が北村作品から転載したものらしい | |||
△ | (4 女優志願者を戒める) | 大泉書店 | 鑓田研一『手紙百科』 | S27.12.20発行 | 引用 | ※第三十二章「勧告忠告」の各種の忠告状の文例として、著者が北村作品から転載したものらしい | |||
○ | レモンティ | 全110回 | 毎日新聞社 | 毎日中学生新聞 | S27.12.18 ~S28.04.07 |
小説 | タイを舞台とした少年冒険もの、スミチトラさんというキャラクターが登場する | ||
昭和28年(1953) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
★ | 魔性のルビー | 双葉社 | 傑作倶楽部 | 3(1) | S28.01 | 小説 | 戦前のタイを舞台に、曰くつきのルビー「サフォーの心臓」をめぐる闘争/「スミチトラ姫の手帳」関連 | ||
★ | 白と黒の女 | 東西南北社 | ロマンス | 8(1) | S28.01 | 小説 | ロマンス | ||
● | ハロー樣 | 政界往來社 | 政界往來 | 19(1) | S28.01 | エッセイ | |||
● | (初春のわが旅すがた) | 日本交通公社 | 旅 | 27(1) | S28.01 | 取材 | ※巻頭グラビアページで愛車に乗る北村の写真とコメントを掲載 | ||
● | (やァ はじめまして 異彩面談 ㉖) | 読売新聞社 | 週刊読売 | 11(46) | S28.01.04 | 対談 | ※企画ページ「異彩面談」第26回での女優・岡田茉莉子との映画界に関する対談 | ||
● | 作者の言葉 | 東京日日新聞社 | 東京日日新聞 | <1494> | S28.01.12号 | コメント | ※「けれども私は」連載開始に関する所感/東日からの紹介文に「久しく雌伏していた北村氏がユーモラスな筆で描く……」との表現あり | ||
○ | けれども私は | 全264回 | 東京日日新聞社 | 東京日日新聞 | S28.01.16 ~S28.10.11 |
小説 | ※高木健夫著『新聞小説史』では「S27・1月中旬~S28・10・11」、『文藝年鑑1954』では「S28・10・11~連中」とされているが実際の連載期間は左記の通り/掲載紙は他に新関西、新九州など。愛媛新聞でも3週遅れのS28年2月5日より夕刊に掲載開始/東方社より単行本化 | ||
△ | 秘密諜報機関 (※再録) | 新聞月鑑社 | NEWS MIRROR 新聞月鑑 | 4(48) | S28.01.20発行 | エッセイ | ※『毎日新聞』S27年12月17日号の再録/表紙の表記は「㐧48号 12月 1952」 | ||
奥山教授 | 荒木書房新社 | 讀切小説集 | 5(3) | S28.02 | 小説 | ※『現代ユーモア文学全集13 北村小松集』に収録/毎日新聞掲載の広告によると実売日はS27年12/28 | |||
● | ビールの値うち | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S28.02.04 | エッセイ | ||||
● | 宇宙を翔けるジェット機 ―世界航空界やっさもっさ― |
文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 8(3) | S28.03 | エッセイ | これまでのジェット機とロケット機の開発史 | ||
★ | 令嬢社長 | 三世社 | 讀切倶樂部 | 2(4) | S28.03 | 小説 | ユーモア/※1月号の次号予告にタイトル未定で掲載告知があるも2月号には載らなかった | ||
★ | 死の予告? | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S28.03.15 | エッセイ | 3月8日に実母が亡くなった際に起きた怪奇現象について記した最も早いエッセイ | |||
★ | (美人風土記 靑森) | 朝日新聞社 | 週刊朝日 春季増刊号 時代小説傑作集 | S28.03.20発行 | エッセイ | ※エッセイを添えて各地の美人にスポットをあてるグラビア企画ページ。北村は津軽美人について軽妙な語り口で記す | |||
● | 中隊長閣下 | 光文社 | 面白倶楽部 | 6(5) | S28.04 | 小説 | 我慢志願兵の続編/主人公「山村大松」は北村自身がモデルか | ||
● | 脱兎讃(ダットサン) 東京―八戸ドライヴの旅 | 日本交通公社 | 旅 | 27(4) | S28.04 | エッセイ | 母親の危篤報に汽車が取れず長距離運転した時の話/※北村が走った八戸までのルート図を掲載 | ||
● | (超速機コメット時代を語る) | 三世社 | 實話雜誌 | 8(5) | S28.04 | 座談会 | 北村を司会に当時の航空界の権威を招いての13ページにわたる座談。最後に少々空飛ぶ円盤への言及あり | ||
● | うそ | 讀賣新聞社 | 夕刊讀賣新聞 | <27423> | S28.04.11 | 小説 | ウサギと狼の悲劇的な童話 | ||
★ | ショウのショウ ―「地上最大のショウ」によせて― | 國際出版社 | 地上最大のショウ (※映画パンフレット) | S28.04.21発行 | エッセイ | サーカスについての寄稿 | |||
△ | はしがき | 角川書店 | 『少年演劇名作集』 | S28.04.25発行 | コメント | 戯曲「この世あの世」についての作者による解説 | |||
△ | この世あの世 (※再録) | 角川書店 | 『少年演劇名作集』 | S28.04.25発行 | 戯曲 | ※再録 | |||
△ | 演出ノート | 角川書店 | 『少年演劇名作集』 | S28.04.25発行 | コメント | 戯曲「この世あの世」の演出に関しての作者による解説 | |||
★ | (第一線の人々 北村小松氏) | 国民文化社 | 生活ダイジェスト | 1(1) | S28.05 | 取材 | ※巻頭グラビアページにて顔写真のアップ掲載。キャプションに「作家 元松竹シナリオ・ライター」とあり | ||
★ | 三人の娘を嫁がせて (※再録) | 国民文化社 | 生活ダイジェスト | 1(1) | S28.05 | エッセイ | ※「婦人生活」S26年2月号の再録(年数表記等を修正)/テーマエッセイ「嫁ぎゆく娘に贈る父の記」枠で掲載 | ||
月航路第一号 | 東西南北社 | ロマンス | 8(5) | S28.05 | 小説 | 宇宙旅行のシミュレーション/『早川書房SF全集34』に収録 | |||
● | 大爆発 | 小学館 | 中学生の友 | 30(2) | S28.05 | 小説 | 模型好きな少年の行動がジェット機爆破事件を解決に導く | ||
★ | 空飛ぶ円盤 | 三世社 | 實話雜誌 | 8(6) | S28.05 | 読み物 | 世界の空飛ぶ円盤事件について解説、北村自身は米ソが打ち上げた衛星ロケット説を採る | ||
● | かりそめの幸福 | 東南書房 | 別冊りべらる | 2(4) | S28.05 | 小説 | 昭和25年発表「ゆきづりの……」の後日談。単行本『哀愁の書』への収録時に両作品を併録/単行本収録時に冒頭2行(「新潟に大火があって(中略)大分以前の話ですが……」)を加筆 | ||
☆ | 人工星1号 | 全6回 | 少年画報社 | 少年画報 | 6(5)~(10) | S28.05~10 | 小説 | 少年冒険もの、人工衛星の秘密をめぐるスパイ合戦/「火」での展開を一部再利用 | |
● | 高等飛行 | 学習研究社 | 五年の学習 | 8(3) | S28.06 | 小説 | 懸賞企画/小型飛行機に乗せてもらった少年の体験に3題のクイズを含ませて読者の応募をつのるもの | ||
○ | 南海の果て | 全158回 | 静岡新聞社 | 静岡新聞 (夕刊) | S28.06.13~11.21 | 小説 | 「れんさい冒険絵物語」の角書き/「新潟日報(夕刊)」ではS28.08.10より連載開始 | ||
● | 人工頭脳 | 9/全12回 | 小学館 | 小学六年生(→中学生の友) | 6(4)~(12) | S28.07~S29.03 | 小説 | 少年冒険もの、SF/※第9回まで「小学六年生」で連載したのち「中学生の友」4月号へ持ち上がり /前号掲載の新連載予告ではタイトルが「科学冒険小説 高空一万二千メートル」となっている |
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★ | 幻燈について | 松竹株式会社事業部 | 七月新派公演 (※歌舞伎座パンフ) | S28.07.05発行 | コメント | 大仏次郎の「幻燈」を舞台脚色するにあたっての所感 | |||
● | コブトリ | 讀賣新聞社 | 夕刊讀賣新聞 | <27521> | S28.07.18 | 小説 | 童話、現代版こぶとりじいさん/没後の1967年盛光社刊「よみうりどうわ 4」に再録 | ||
● | 揺籃期の日本航空界 | 政界往來社 | 政界往來 | 19(8) | S28.08 | 解説 | |||
● | 花嫁の親父 | 三世社 | 讀切倶樂部 | 2(9) | S28.08 | 小説 | ホームドラマ | ||
● | (有名人のお好みは……………) | 酣燈社 | 航空情報 | <21> | S28.08 | アンケート | ※好きな航空機アンケート2題に回答/最も好きな航空機はブレリオ、乗りたい飛行機はコメット | ||
★ | (夏の夜ばなし) | 東西南北社 | ロマンス 夏の増刊 ふしぎ讀本 | 8(10) | S28.08.01 | 座談会 | 怪談テーマ/その他の出席者:小野佐世男、入江徳郎 | ||
● | 再び航空日を迎えての感想 戰後の模型飛行機界 |
文林堂 | 航空ファン | 2(9) | S28.09 | エッセイ | 模型飛行機界隈に関するあれこれ/※目次では「終戦と模型飛行機」 | ||
● | 旦那先生 | 光文社 | 面白倶楽部 | 6(11) | S28.09 | 小説 | ※共通ヒロイン「咲(さく)や」を使って6人の作家が書きつなぐリレー小説「女中さん日記」(S28年7~12月号連載)の第3話を北村が担当したもの。他のエピソードは順に第1話「恐るべき坊ちゃん」攝津茂和、第2話「咲やの冐険」宮崎博史、第4話「咲や明月に歌う」鹿島孝二、第5話「坂のある街」田岡典夫、第6話「春いまだ遠けれど」船山馨。 | ||
△ | ライバルの出現にあわてざるべからず | 同志社 | 婦人生活 | 7(10) | S28.09 | エッセイ | ※企画ページ「ボーイフレンドから婚約までのべからず集」でのテーマエッセイ | ||
△ | 失恋をむやみになげくべからず | 同志社 | 婦人生活 | 7(10) | S28.09 | エッセイ | ※同上 | ||
△ | 夢をこわすべからず | 同志社 | 婦人生活 | 7(10) | S28.09 | エッセイ | ※同上/「円い影」最終回と同様にエルンスト・トラーの「夢見る力がない者は生きる力がない」を引用 | ||
● | (アンケート 私の最初に持つた株) | 實業之日本社 | ボーナス | 1(5) | S28.09 | アンケート | ※アンケート5題に回答/「モダン日本社」の株券を一、二枚持っていたように思うが興味が無く、総会の案内も欠席していたらいつの間にか会社が無くなっていたとのこと | ||
△ | 三人の娘を嫁がせて (※再々録) | 河出書房 | 古谷綱武 編『結婚について』 (※旧版) | S28.09.20発行 | エッセイ | ※「婦人生活」S26年2月号の再録 (※S30年版の旧版に該当) | |||
● | レディ・ガイド | 大日本雄弁会講談社 | 講談倶楽部 | 5(12) | S28.10 | 小説 | 客を装ってレディ・ガイド(※今でいうJKお散歩のような風俗業)に潜入取材した主人公に付いた女性の正体は? | ||
★ | (今日(こんにち)は北村先生) | 少年画報社 | 少年画報 | 6(10) | S28.10 | 取材記事 | ※読者ページ内の囲み記事、 「人工星1号」作者へのひとことインタビュー | ||
● | サノパビッチ | 政界往來社 | 政界往來 | 19(10) | S28.10 | 小説 | ※作中一貫して「サノパビッチ」と表記/戦前の雑誌「スタア」昭和12年7月下旬号掲載作の再録? | ||
● | 空のお色気 | 白鷗社 | 笑の泉 | <67> | S28.10 | エッセイ | 題名どおり空に関係した艶話に関するテーマエッセイ | ||
● | ブタ飛行機 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 | S28.10.27 | エッセイ | 模型飛行機について | |||
△ | あと書き | 白燈社 | コールドウェル『サム・アメリカンピープル : アメリカ庶民物語』 | S28.10.5発行 | あとがき | この旧作を訳した理由について優れたルポであり現在の敗戦で窮する日本に通じるものがあるのではと評している | |||
● | (葉書回答 いちばん有難かつたお金) | 實業之日本社 | ボーナス | 1(7) | S28.11 | アンケート | ※アンケートに回答/パージ中で困窮していた時、アメリカ人の友人が北村家に置き忘れていったサキソフォンを4万円で売って生活費に充てたが、去年ひょっこり帰ってきたのでそのことを謝罪すると寛容に許してくれたとのこと(※このエピソードは後のエッセイではこの友人自身が楽器を売って北村家の生活費に充ててくれたように書かれている) | ||
● | 結婚記 (※第3回以降「結婚期」) | 全6回 | 東西南北社 | ロマンス | 8(12)~9(4) | S28.11~S29.04 | 小説 | 北村小松の長女の結婚をモデルにした明朗小説/単行本『結婚期』として刊行 | |
★ | テンカン綺譚 (※再録) | 白鷗社 | 笑の泉 臨時増刊号 艶笑奇談百家選 | 第5集 <69> | S28.11.15発行 | 読み物 | ※「笑の泉」S26年1月号の再録 | ||
★ | わが年譜 | 駿河台書房 | 北村小松集 現代ユーモア文学全集(13) | S28.11.25発行 | 年譜 | ※同書巻末に掲載するS28年11月現在までの略歴をユーモアを交えながら書き記している | |||
● | (人造人間はできるか) | 小学館 | 小学六年生 | 6(9) | S28.12 | 座談会 | 小学六年生の男子・女子と工学博士2人とを交えた座談会の司会 | ||
★ | 東は東 西は西 (※事実上の再録) | 東南書房 | 読物りべらる | 2(11) | S28.12 | 小説 | キプリングの詩「東と西のバラード」に着想を得た悲恋もの/※目次では「東は東・西は西」 「月刊さきがけ」昭和23年1月号掲載作「追憶の價値」のリメイク(8割がた同内容) |
||
△ | 多血貭 すぐおせじにのぼせ上る | 同志社 | 婦人生活 | 7(13) | S28.12 | エッセイ | ※企画ページ「特集 恋愛診断室」でのテーマエッセイ | ||
△ | ヒステリー症 全然なやまされます | 同志社 | 婦人生活 | 7(13) | S28.12 | エッセイ | ※同上 | ||
△ | 心臓マヒ症 神経をおきわすれてます | 同志社 | 婦人生活 | 7(13) | S28.12 | エッセイ | ※同上 | ||
● | ホワイト・クリスマス | 毎日新聞社 | 毎日新聞 | S28.12.06 | エッセイ | 洋楽「ホワイト・クリスマス」の思い出/※北村の直筆による牧師のイラスト掲載 | |||
昭和29年(1954) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | 幸福は虹の色 | 全12回 | 三世社 | 讀切倶樂部 | 3(1)~(12) | S29.01~12 | 小説 | ユーモア | |
● | (「模型飛行機」) | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ | 3(4) <101> | S29.01.17 | 取材 | ※三浦保の取材による本誌「余技の一日」枠の巻中グラビア、写真多数・北村のコメントあり | ||
● | 現われたお化け | 荒木書房 | 讀切小説集 | 6(2) | S29.02 | 小説 | 好奇心にあふれお化け見たさに奔走する父親に後妻を宛がおうとする息子夫婦をユーモラスに描く。 /※目次では「現れたお化け」表記/単行本『幸福は虹の色』に収録 |
||
● | 「エル・ドラド」ものがたり | 毎日新聞社 | 毎日小学生新聞 | S29.02.21 | 小説 | 絵物語(絵:小山内宏)/「黄金湖の黒髪女」のプロットを子供向けにリメイクしたもの | |||
● | 希望の家 | 小学館 | 小学五年生 | 6(12) | S29.03 | 小説 | ホームドラマ/※写真を用いた絵物語 | ||
● | 別府での珍談 | 日本交通公社 | 旅 | 28(3) | S29.03 | エッセイ | クイズ番組「二十の扉」のゲストとして九州へ行った時の話や自分の偽物が現われた時の話など | ||
△ | (父娘・かたらい・芸術 北村小松氏と金子亜矢子さん) | 文化実業社 | 新婦人 | 9(3) <84> | S29.03 | 取材 | ※グラビア企画「『芸術二代』シリーズ ―その2―」枠での次女・金子亜矢子女史とのスナップ/北村小松のコメントあり | ||
△ | 恋愛と墓場 (※再録) | 駿河台書房 | 『現代ユーモア文学全集 第20巻 (コント名作集)』 | S29.03.15発行 | 小説 | 戯曲風の小説/※「新婦人」S27年3月号の再録 | |||
△ | (北村小松氏評) | 駿河台書房 | 『現代ユーモア文学全集 第20巻 (コント名作集)』 | S29.03.15発行 | コメント | ※「ユーモア文学賞」一般応募作品の入賞作「娘歳頃」他五篇(花木実)についてp.293で二言だけ選評を寄せている | |||
△ | (あとがき) | 駿河台書房 | 『現代ユーモア文学全集 第20巻 (コント名作集)』 | S29.03.15発行 | コメント | ※p.363の編集部あとがきの中で「ユーモア文学賞」選考会(S29.02.20)での北村小松のコメントを紹介 | |||
△ | 渡辺君の著書によせて | 岩崎書店 | 渡辺敏久『最新模型飛行機の事典』 | S29.03.15発行 | 序文 | ||||
△ | 恋愛結婚が苦くなるのを防ぐには | 同志社 | 婦人生活 | 8(4) | S29.04 | エッセイ | ※企画ページ「特集 新婚若奥様教室 夫婦生活甘辛ABC」でのテーマエッセイ | ||
△ | 味覚の変化に敏感になるには | 同志社 | 婦人生活 | 8(4) | S29.04 | エッセイ | ※同上 | ||
△ | なぜ塩加減は失敗しやすいか | 同志社 | 婦人生活 | 8(4) | S29.04 | エッセイ | ※同上/料理の話ではなくそれに例えた夫婦のやりとりの話 | ||
● | 自家用車物語 ―座席は一つ空いてゐる― | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 | 32(5) | S29.04 | エッセイ | 作者の自動車遍歴、下ネタあり | ||
● | 完全犯罪 | 労働文化社 | 労働文化 | 5(4) | S29.04 | 小説 | 推理小説家の嫁を軽い気持ちで転落死させてしまうが露見しなかった話 | ||
● | (人工頭脳) | 3/全12回 | 小学館 | (小学六年生→)中学生の友 | 31(1)~(3) | S29.04~06 | 小説 | ※「小学六年生」3月号からの持ち上がり | |
★ | 夢二の空 (※再録) | 夢二会 | 竹久夢二抄 (※竹久夢二回顧展パンフレット) |
S29.04.08発行 | コメント | 人物紹介/※アオイ書房『書窓15 夢二追憶特輯』(3巻3号、S.11年8月5日発行)掲載記事の再録 | |||
● | 南の国と北の国の辛味・甘味 | 東西南北社 | ロマンス | 9(5) | S29.05 | エッセイ | 東北地方の珍味と東南アジアの珍味について | ||
★ | 空と海 | 全日本出版社 | モダン夫婦讀本 | 4(5) | S29.06 | エッセイ | エアガール・シップガールと呼ばれる娼婦について | ||
● | 結婚前の秘密を夫にしられたら | 同志社 | 婦人生活 | 8(6) | S29.06 | エッセイ | ※企画ページ「特集 新婚若奥様教室 夫婦生活SOS切抜け法」でのテーマエッセイ | ||
△ | よその奥さんを引合に出して話したら | 同志社 | 婦人生活 | 8(6) | S29.06 | エッセイ | ※同上 | ||
△ | (知名人アンケート 運輸交通機関に何を求めますか) | 運輸故資更生協会 | 運輸 | 4(6) | S29.06 | アンケート | ※「①国鉄をどう思うか、②外車は禁輸すべきか、③、渡米するならどの航空機を使うか、④その他」の4題に回答 | ||
★ | ヘル談 | 白鷗社 | 笑の泉 風流奇談百家選 第6集 | 9(6) | S29.06.特別号 | エッセイ | 旧海軍では猥談のことを「ヘル談」といっていたことなど | ||
● | めくらのひと目 | 毎日新聞社 | 毎日中学生新聞 | S29.06.13 | 小説 | 時代小説、検校が徳川綱吉から褒美として「ひと目の里」という土地を貰った話 | |||
★ | 序 | (自家本) | 田邉久『親爺の記 私の観た香春三樹次』 | S29.06.01発行 | 序文 | 田辺久による自費出版本の序文/※田辺と交流はあったが香春のことは知らないので困惑している | |||
△ | (レンズに写った人々 その一) | 全日本自動車ショウ事務局 | 全日本自動車ショウ記念アルバム 第1回 | S29.06発行 | 取材 | ※会場で愛車ダットサンに乗る北村小松の写真1枚掲載あり(p.32)。コメント等はなし | |||
△ | (アンケート 私の好きな缶詰) | 社団法人日本罐詰協會 | 缶詰時報 The Canners journal | 33(7) <362> | S29.07 | アンケート | ※「①どんな種類の缶詰を利用しているか、②自家消費か来客用か、③ひと月の罐詰消費量、④そのまま食べるか調理に使うか、⑤価格の感想、⑥その他」の6題について回答 | ||
△ | (おおらかで男性的な船員 ―アンケートは答える―) | 全日本海員組合本部 | 海員 THE KAIIN 全日本海員組合機関誌 | 6(7) <59> | S29.07 | アンケート | ※「①船旅の経験があれば印象を、②船員の友人知人がいれば印象を、③想像する船員の姿」の3題について回答 | ||
★ | かくて怪談あり | 太虚堂書房 | りべらる | 9(7) | S29.07 | エッセイ | 怪談関係のテーマエッセイ | ||
● | 九十九の白骨 | 朝日新聞社 | 小学生朝日新聞 別冊
夏休み号 読みものとまん画 <3> |
S29.07.10発行 | 読み物 | マチュピチュ遺跡の発見について | |||
★ | 空の娘(ステュワーデス)と外科医 | 光文社 | 面白倶楽部 夏の増刊号 | 7(9) | S29.07.13発行 | 小説 | ホームドラマ/一人っ子どうしの結婚を嫁入りや入り婿でなく新戸籍で解決する話 | ||
● | 逢うは別れの | 東西南北社 | ロマンス | 9(8) | S29.08 | 小説 | 婚外子の危篤を聞き九州へ向かう機内で終戦時の混乱を回想する作家の話 | ||
● | 哀れな母 | 同志社 | 婦人生活 | 8(8) | S29.08 | エッセイ | 前時代的だった自分の母親について複雑な心境を綴る | ||
● | 甘え方 知性で小出しを | 同志社 | 婦人生活 | 8(8) | S29.08 | エッセイ | ※企画ページ「特集 若奥様教室 新婚生活べからずABC」でのテーマエッセイ | ||
△ | しっと 収獲不足の陰影 | 同志社 | 婦人生活 | 8(8) | S29.08 | エッセイ | ※同上 | ||
★ | づぶすとめかぶとろろ | 同志社 | 婦人生活 S29年8月号 附録 一年中の家庭日本料理独習書 |
8(8) 付録 | S29.08 | 読み物 | 「郷土の自慢料理」枠のコラム/八戸の郷土料理2品を紹介 「づぶす(地膚子)」とは草箒の実を茹でた珍味(秋田県でいう「とんぶり」のこと) |
||
● | 「民雄さん」や「肥料と花」 | 出版ニュース社 | 出版ニュース | <279> | S29.08.中旬号 | エッセイ | 文芸の道に入った経緯/※「私の處女作と自信作」(目次では新字体)枠での寄稿 | ||
● | 航空今昔物語 人間輸送 | 運輸故資更生協会 | 運輸 | 4(9) | S29.09 | 読み物 | |||
● | 月世界探検 | 小学館 | 中学生の友 | 31(6) | S29.09 | 小説 | 宇宙旅行のシミュレーションもの | ||
△ | あとがき | 角川書店 | コールドウェル『タバコ・ロード』 | S29.9.15発行 | あとがき | ※S27年三笠書房版の再版/内容は同一 | |||
● | 金色のタカ | 讀賣新聞社 | 夕刊讀賣新聞 | <27960> | S29.10.02 | 小説 | 童話 | ||
● | 友 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 | S29.10.15 | エッセイ | 吉田小五郎の思い出 | |||
★ | 女が一旦肌を許すと…… | 家庭社 | 夫婦生活 臨時増刊 おんな読本 㐧2集 |
15(12) | S29.10.10発行 | エッセイ | 「特集・女の愛情」枠のテーマエッセイ/男女の仲について/※タイトルが「夫婦生活」11月号広告と「毎日新聞」9/16付広告では「女が一旦許すと」となっている | ||
★ | 遊びの防犯、これでダイジョウブ | 家庭社 | 夫婦生活 臨時増刊 おんな読本 第2集 |
15(12) | S29.10.10発行 | エッセイ | 「特集・遊びに関する24章」枠のテーマエッセイ/水商売での注意事について/※タイトルが「夫婦生活」11月号広告では「赤線地帯」「美人局を見破る防犯手帳」の2本立て、「毎日新聞」9/16付広告では「遊びの防犯心得帖」となっている | ||
● | 『卒論』帰る | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S29.11.02 | エッセイ | 廃品回収業者経由で自分の卒業論文が戻ってきた話 | |||
★ | (観劇の栞『青い靴』) | 都宣伝社(明治座 内) | 十一月興行 秋の新派祭 (パンフレット) | S29.11.03発行 | 他己評 | ※大江良太郎による演目解説。前作「七つの花」で20年ぶりに舞台復帰した北村について、若い世代は北村が元々劇作家だと知らなくて驚いたことや、戦前の交友、前作は本調子とは言えなかった等のコメントを寄せている。 | |||
★ | 「青い靴」について | 都宣伝社(明治座 内) | 十一月興行 秋の新派祭 (パンフレット) | S29.11.03発行 | コメント | ※本作の発想のきっかけや描き出したいものなど「青い靴」に寄せる思いを述べたもの。北村は演出も行なっている。 | |||
★ | (紳士はヌードがお好き) | 家庭社 | おんな読本 㐧3集 12月号 | 1(1) <3> | S29.12 | 取材 | 北村を含む著名人5人を日劇ミュージックホールに招いてのヌード撮影会という巻頭グラビア企画。北村を含むスナップ多数あり。北村は「ライカは十年前に卒業した」といってベビーパール・ヘキサー50mm/f5.6で撮影。 | ||
★ | 銀座粋人紳士録 | 家庭社 | おんな読本 㐧3集 12月号 | 1(1) <3> | S29.12 | エッセイ | 銀座の思い出、酒と女と艶話関連 | ||
★ | (漫談武者修業) | 白鷗社 | 笑の泉 | 9(13) <83> | S29.12 | 座談会 | その他の出席者:麻生豊、三角寛、渡辺紳一郎/下ネタ 11/3付毎日新聞の広告では「漫談武者修行」となっている |
||
● | オケラばなし | 産業経済新聞社 | 随筆 | 復刊 1(3) | S29.12 | エッセイ | 戦後交流のあった米軍のエルネス中尉との思い出 | ||
● | 銀座夫人 | 家庭社 | 夫婦生活 | 15(14) | S29.12 | 小説 | ※本誌奥付の巻号が「第17巻第14号」と誤植 | ||
★ | (本誌に新年号から連載小説を書かれる 北村小松先生御夫妻) |
同志社 | 婦人生活 | 8(12) | S29.12 | 取材記事 | ※グラビア企画「話題の人カメラ訪問」で昨年結婚したヒロ子夫人を愛車に乗せてのツーショット | ||
★ | (作者のことば) | 同志社 | 婦人生活 | 8(12) | S29.12 | コメント | p.304掲載の「男は沢山いるけれど」新連載予告コメント/北村の顔写真入り | ||
★ | (選者の言葉) | 同志社 | 婦人生活 | 8(12) | S29.12 | コメント | ※同誌の「私の好きな詩」ページに竹久夢二の「夢」を選び、コメントを寄せたもの | ||
● | 草箒の実・ウニ・ホヤ | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S29.12.05 | エッセイ | 青森の食文化について | |||
△ | この世あの世 (※再々録) | 国土社 | 『日本学校劇名作全集 中学校用』 | S29.12.15発行 | 戯曲 | ※再々録 | |||
△ | (作者・作品ノート 5 あの世この世 北村小松) | 国土社 | 『日本学校劇名作全集 中学校用』 | S29.12.15発行 | コメント | ※編者による作者および作品の紹介。「子どものための科学小説を数多く書いている」との言及あり。 | |||
△ | (演出ノート) | 国土社 | 『日本学校劇名作全集 中学校用』 | S29.12.15発行 | コメント | ※横山健による上演の際の解説/「上演して失敗のない面白い作品」との作品評 | |||
昭和30年(1955) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | 温泉場のニセ小松 | 日本交通公社 | 旅 | 29(1) | S30.01 | エッセイ | 戦前から戦後まで度々発生する自分の偽物の話 | ||
● | (特集 大空をかけるゆめ) | 学習研究社 | 4年の学習 | 9(10) | S30.01 | 読み物 | ※飛行機の歴史に関する絵解き読み物/掲載号では執筆者がノンクレジットだが「4年の学習」S29年12月号の次号予告では同記事に「工博 木村秀政(監)、北村小松(文)」の表記が添えられている | ||
△ | (知名人アンケート 運輸交通機関の事故防止について) | 運輸故資更生協会 | 運輸 | 5(1) | S30.01 | アンケート | ※「①経営者への注文、②従業員への注文、③監督官庁への叱言、④利用者への忠告」の4題に回答 | ||
● | (空のアンケート) | 酣燈社 | 航空情報 | <40> | S30.01 | アンケート | ※アンケートに回答 | ||
● | (新春座談会 国産自動車に対する期待) | 自動車技術会 | 自動車技術 | 9(1) | S30.01 | 座談会 | ※座談会の採録記事 | ||
△ | どこであなたと | 全6回 | 文化実業社 | 新婦人 | 10(1)~(6) | S30.01~06 | 小説 | ※単行本『男は沢山いるけれど』に収録 | |
★ | 男は沢山いるけれど | 全8回 | 同志社 | 婦人生活 | 9(1)~(8) | S30.01~08 | 小説 | ※単行本『男は沢山いるけれど』として刊行 | |
○ | 銀幕 | 全201回 | 東京日日新聞社 | 東京日日新聞 | S30.01.15~08.01 | 小説 | 自叙伝的作品/※前半はS21年連載「活動役者」のセルフリメイク。単行本化の際、架空の名前にしていた登場人物を実名にしたり、竹本小君へのヤジを簡潔にしたり、最終回(第201回)を2話分に書き増すといった手直しをしている | ||
★ | (女を口説いてモノにするヒケツ集 ○○を口説いてモノにするには?) |
家庭社 | おんな読本 第4号 1月号 | 2(1) | S30.01.15発行 | エッセイ | ※執筆者10人が署名なしで16本のテーマエッセイを書いており特定不能/下ネタ | ||
★ | (北村小松先生を囲んで 評判映画の主人公を語る座談会) |
同志社 | 婦人生活 | 9(2) | S30.02 | 座談会 | 北村(司会)+女性出席者5人+本誌記者で映画「月は上りぬ」「狂熱の孤独」の試写を見て語り合う座談会 | ||
● | 空を飛ぶ女達 | 大日本雄弁会講談社 | 講談倶楽部 | 7(2) | S30.02 | 読み物 | 実話小説風/戦前戦後の女性航空史を実名をもじって紹介 | ||
★ | 科學小説の面白さ | 岩谷書店 | 宝石 | 10(3) | S30.02 | 読み物 | SF小説や空飛ぶ円盤について | ||
★ | 女はどんなとき据膳するか? | 家庭社 | おんな読本 第5号 | 2(2) | S30.02.15発行 | エッセイ | 慶応生だったころ大島でプロの人に迫られて怖気づいて逃げた話など/※「特集・女に据膳させる秘技指南」枠 | ||
★ | 三人の娘を嫁がせて (※再々々録) | 河出書房 | 古谷綱武 編『結婚について』 (※新装版) | S30.02.20発行 | エッセイ | ※「婦人生活」S26年2月号の再録/S28年に刊行された同書の新装版 | |||
● | (飛べよ愛機!) | 小学館 | 中学生の友 | 31(12) | S30.03 | 模型指導 | 学生がUコン機を飛ばすグラビア写真に「模型指導」としてクレジットあり(惹句はおそらく北村の作ではない) | ||
★ | 青い靴 | 白水社 | 『戯曲代表選集』 第3巻 | S30.03.25発行 | 戯曲 | ||||
● | こちらがわから申せば | 插美会 | 季刊誌 さしゑ 第1号 | 1(1) <1> | S30.04 | エッセイ | 作家の立場からみて挿絵に助けられたことと困ったこと | ||
● | (オモチャの國のオヤジ達) | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 10(4) | S30.04 | 座談会 | 横山隆一、吉村光夫とのホビー趣味に関する鼎談 | ||
● | (宇宙旅行はほんとうにできるだろうか ―北村先生をかこんで―) |
学習研究社 | 5年の学習 | 10(1) | S30.04 | 座談会 | 小学校教諭1人と読者の男女児童各3人を交えた座談会/宇宙科学や円盤について | ||
● | 消えるかげ | 3回途絶 | 学習研究社 | 5年の学習 | 10(1)~(3) | S30.04~06 | 小説 | 少年冒険もの、スパイ関連 | |
☆ | だけどあなたは? | 全9回? | フタバ商事 | フタバ全国時刻表 | 1(4)~? | S30.04~12? | 小説 | 惹句に「ユーモアとペーソスのサラリーマン小説」とあり | |
● | 石坂君の一面 | 角川書店 | 『昭和文學全集56 續・石坂洋次郎』月報 | S30.04.25発行 | コメント | 回想 | |||
● | (ダットサンA110型) | 三栄書房 | モーターファン | 9(5) | S30.05 | 座談会 | |||
● | シグナルは靑 | 三世社 | 讀切倶樂部 | 4(6) | S30.05 | 小説 | 角書「現代青春明朗」 | ||
● | 火の出るような芸道精進の夫を助け 着物も簪も売り払った井上正夫夫人 |
家庭社 | 夫婦生活 | 16(5) | S30.05 | 読み物 | 俳優・井上正夫とその妻についての評伝 | ||
● | 万能ローソク立てとジョッキ・ランプ | 光文社 | 面白倶楽部 | 8(6) | S30.05 | コメント | ※特集記事「面白生活のデパート 楽しい暮しの工夫」(目次では「おもしろ生活百貨店」)で自作の木工細工について写真とコメントの掲載あり | ||
● | 夢でない原子時代 | 讀賣新聞社 | 讀賣新聞 | <28178> | S30.05.09 | 読み物 | 円盤や宇宙開発について | ||
● | ひとりたび | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ | 4(21) <171> | S30.05.22号 | エッセイ | 何もしゃべらなくていいという点で独り旅が好きという話/根掘り葉掘り聞いてくる相手は最も苦手だがそんなときは「空飛ぶ円盤」の話でもするとたいてい相手は黙ってしまってくれる――との記述あり | ||
★ | 地球は狙われている? ―空飛ぶ円盤は果して他の天体からの宇宙船であろうか― |
笑の泉社 | 笑の泉 | 10(5) <88> | S30.06 | 読み物 | 円盤や世界の不思議現象について | ||
● | 遊星よりの使者 ―科學が進むほど不思議はふえる― |
文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 10(6) | S30.06.01 | 読み物 | 過去のUFO事件アレコレ | ||
● | (おもちゃとあそぶおじさん) | 学習研究社 | 六年の学習 | 10(4) | S30.07 | 対談 | 読者の少年との対談で模型飛行機に関する質問に答える | ||
● | 私の愛用車 | 三栄書房 | モーターファン | 9(8) | S30.07 | エッセイ | 愛車について(写真有り) | ||
● | 熊の恋愛期 | 光文社 | 面白倶楽部 | 8(8) | S30.07 | 小説 | ユーモア、熊のコロスケをめぐる人間たちの恋愛騒動/前号掲載の予告ではタイトルが「熊と東京」になっている | ||
● | 空飛ぶ円盤 | 小学館 | 小学五年生 | 8(6) | S30.08 | 読み物 | 子供向けの解説、円盤については頭ごなしに決めつけずよく考えて見極めることを勧めている | ||
● | 懐中電燈と警官 | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 | 33(15) | S30.08 | エッセイ | 体験談/※7/9付朝日新聞の広告では「懐中電灯」となっている | ||
● | 花ゴザ | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S30.08.05 | エッセイ | 昼寝をしていたら花ゴザの模様が肌に貼りついて刺青のように見えた話 | |||
● | 映畫轉換期の片棒 | 三笠書房 | 亀井勝一郎『わが青春記』 | S30.08.10発行 | エッセイ | 映画草創期の思い出 | |||
● | (文学を見る 戯曲作家北村小松) | 毎日新聞社 | 毎日グラフ | S30.09.07 | 取材記事 | ※今官一による取材記事、コメントあり | |||
★ | 八戸の味 | 中央公論社 | 伊藤永之介『ふるさとの料理』 | S30.09.15発行 | エッセイ | グルメ | |||
● | 反響 | 政界往來社 | 政界往來 | 21(10) | S30.10 | エッセイ | 文藝春秋S.30年8月号掲載「懐中電灯と警官」の後日談 | ||
△ | あの街この街 | 同志社 | 婦人生活 | 9(10) | S30.10 | エッセイ | ※「私の好きな東京」に関するテーマエッセイ/※p.151に掲載されているが目次には表示されていない | ||
△ | 真昼の決闘 | 鱒書房 | 『軽文学新書 西部映画小説集 1』 | S30.10.01発行 | 小説 | ※シナリオの翻訳ではなくノベライズと思われる | |||
● | 大ホーデン伝 | 笑の泉社 | 『喃々帖(なんなんちょう)』 風流奇談傑作選集 3 |
<115> | S30.10.15発行 | 読み物 | ※「笑の泉」S26年9月号の再々録 | ||
● | (宇宙を旅行したい人々) | 毎日新聞社 | 毎日グラフ | 8(46) <288> | S30.11.16 | 取材記事 | 日本宇宙旅行協会の会員7人に取材したもの/ハレー彗星を観測したことが宇宙への興味の切っ掛けと語る | ||
● | 何のせいでしょう? | 酒之友社 | 酒 : 趣味の雜誌 | 3(6) | S30.11.01発行 | エッセイ | 北村が酔って某大佐に馬鹿野郎と怒鳴りつけた事や終戦後に駐留米兵と飲んで心臓変調をきたした話など | ||
★ | 怪物か生物か | 白羊書房 | 漫画タイム 臨時増刊 お伽読本 第一集 | 10(18) | S30.11.25発行 | 読み物 | 空飛ぶ円盤関連 | ||
● | (宇宙旅行は近づいた) | 小学館 | 小学六年生 | 8(10) | S30.12 | 対談 | その他の出席者:原田三夫、聞き手:木の実和 | ||
★ | 川口松太郎 (百人百説 現代作家讀本 ― 一九五五年の横顔 ―) |
河出書房 | 文藝 | 12(16) | S30.12 | コメント | ※企画 「作家が語る作家の横顔」での他己紹介 | ||
● | 地球破滅の日 ―いつかは來るに相違ない、地球終焉のとき― |
文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 10(12) | S30.12 | 読み物 | 科学的予想による地球の最期について | ||
★ | 女の気持に歩みよってくれない男性には | 同志社 | 婦人生活 | 9(12) | S30.12 | エッセイ | ※企画ページ「特集 愛情信号の見分け方」でのテーマエッセイ | ||
★ | 他人の前で恋人然とふるまう男性には | 同志社 | 婦人生活 | 9(12) | S30.12 | エッセイ | ※同上 | ||
★ | 無邪気ではあるが浮気っぽい婚約者には | 同志社 | 婦人生活 | 9(12) | S30.12 | エッセイ | ※同上 | ||
● | 海底に降る雪 | 桃園書房 | 小説と読物 増刊 小説春秋 炉辺号 | 1 | S30.12.10発行 | 読み物 | ※幽霊海底やギュヨーなど海底の不可思議について/実売日11月10日 | ||
● | 円盤(フライング・ソーサー)に注意されたし | 白羊書房 | 漫画タイム 臨時増刊 お伽読本 第二集 | 10(21) | S30.12.25発行 | 小説 | 空飛ぶ円盤 | ||
昭和31年(1956) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | (未来のイヴ 女体はどう変わっていくか?) | 讀賣新聞社 | 週刊読売 | 15(1) | S31.01.01号 | コメント | ※女性型アンドロイドに関する特集記事の途中、北村小松への取材内容を紹介する形で北村が執筆した原稿をそのまま転載しているように感じられる段落あり | ||
● | アルマ・マータ | 三田新聞学会 | 三田新聞 | <767> | S31.01.10 | エッセイ | 慶應大での想い出 | ||
● | 私と自動車 | 三栄書房 | モーターファン | 10(1) <107> | S31.01 | エッセイ | |||
● | (街の知名人 街頭スナップ スポーツカーから降り立った 北村小松氏) |
文化服装学院出版局 | 装苑 | 11(2) | S31.02 | 取材 | ※著名人街頭スナップのうちの1枚 | ||
● | ダットサン | 三栄書房 | モーターファン | 10(3) <109> | S31.03 | エッセイ | ※走行試験の見学には参加したらしく(スナップ写真あり)座談会「ダットサン112型セダン」の出席者にも 名を連ねているが発言が見当たらない。北村のエッセイ風コメントはp139に囲み記事でまとめられている |
||
● | 日本陸軍最良の年 ―こんな軍隊生活もあった― |
政界往來社 | 政界往來 | 22(3) | S31.03 | エッセイ | 穏やかな時代の軍隊生活の思い出 | ||
★ | エル・ドラドはどこだ? | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 11(3) | S31.03 | 読み物 | 「世界秘境シリーズ3」として掲載/※単行本『現代の怪奇』に収録 | ||
● | 口やかましい夫とおどおどした妻 | 同志社 | 婦人生活 | 10(3) | S31.03 | エッセイ | ※「特集 実用若奥様学 夫と妻のプラスとマイナスの合せ方」でのテーマエッセイ/北村の両親について少し触れる | ||
● | 友だちづきあいの好きな夫、交際嫌いな妻 | 同志社 | 婦人生活 | 10(3) | S31.03 | エッセイ | ※同上 | ||
● | 宇宙旅行時代来る ―夢でなくなった火星の分讓地― | 東京通信社出版部 | 東京リポート | 5(3) | S31.03.01 | 座談会 | 桶谷繁雄、崎川範行、原田三夫を交えての宇宙開発に関する座談/※本誌奥付に3巻2号とあるのは誤り | ||
● | 怪夢 | 東京通信社出版部 | 東京リポート | 5(3) | S31.03.01 | 小説 | 人類の核兵器開発に嫌気がさしていた作家が気を失っている間にキノコのような宇宙人に人体改造されたうえ余命7年8ヵ月だと宣告されてしまう異色SF /※実際、北村はこの作品発表から8年強で亡くなっている | ||
★ | (50年後の人工衛星) | 毎日新聞社 | 毎日グラフ | 9(9) <305> | S31.03.04 | 資料協力 | ※北村小松と北代省三の資料提供・案による絵解きもの | ||
● | 怖い夜 | 毎日新聞社 | サンデー毎日 臨時増刊 特集各界親分子分物語 | 35(13) <1923> | S31.03.10 | 小説 | |||
★ | (神秘のインカ帝国) | 毎日新聞社 | 毎日グラフ | 9(11) <305> | S31.03.18 | 資料協力 | ※北村小松の資料提供による絵説きもの | ||
● | 85とバカヤロー | 北海タイムス社 | 北海タイムス(夕刊) | S31.04.15 | 小説 | イタリア人ハーフのアラサー女性を主人公に車と男性づきあいの機微を描くユーモア短篇 | |||
● | 花見酒 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S31.04.19 | エッセイ | ||||
★ | (各方面の百名士が語るほろ酔い案内板) | 自由国民社 | 一杯のむときの事典 現代生活のバイブル No.35 | S31.04.20発行 | アンケート | 酒に関するアンケート3問への回答 | |||
● | (カメラ自叙伝) | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ | 5(17) <219> | S31.04.22号 | 取材 | ※田村泰次郞に関する写真構成記事のうちの1つにS29年の文士劇「侠客御所五郎蔵」出演時の北村の写真あり | ||
● | 温泉奇譚 | 日本温泉協会 | 温泉 | 24(5) | S31.05 | エッセイ | 湯河原温泉に関する思い出いろいろ | ||
★ | (借りた部屋) | 松竹株式会社事業部 | 五月興行 新派大合同 (パンフレット) | S31.05.03発行 | 他己評 | ※新派公演パンフに大江良太郎が寄せた北村小松評。今回上演されるものが戦前の同名作そのままではなく現代向けにリメイクされたものであることを紹介しつつ、現在の創作姿勢については同窓の視点からやんわり批判している | |||
★ | (廻り舞台 北村小松) | 松竹株式会社事業部 | 五月興行 新派大合同 (パンフレット) | S31.05.03発行 | 作者紹介 | ※Tという筆者によって気安い文体で書かれた作者紹介。松竹「大船調」には北村小松作品の影響があると言及。 | |||
● | 大空からの落しもの | 荒木書房 | オール小説 | 1(2) | S31.06 | 読み物 | 超自然現象について/※単行本『現代の怪奇』に収録 | ||
★ | コトバというやつ | 笑の泉社 | 笑の泉 風流奇談百家選 第10集 | 11(6) <100> | S31.06 | エッセイ | 言葉の聞き違いについて/下ネタ | ||
● | 朝は不機嫌、夜は夜ふかしの夫 | 同志社 | 婦人生活 | 10(6) | S31.06 | エッセイ | ※「特集 実用若奥様学 旦那さまの採点法」でのテーマエッセイ | ||
● | 諦め型で消極的な夫 | 同志社 | 婦人生活 | 10(6) | S31.06 | エッセイ | ※同上 | ||
● | 妻の荷物を絶対に持たない夫 | 同志社 | 婦人生活 | 10(6) | S31.06 | エッセイ | ※同上 | ||
● | 人間消滅事件 | 桃園書房 | 小説春秋 | 2(6) | S31.07 | 読み物 | 最後に付け足しのように円盤に触れている | ||
● | 新説・カッパは宇宙人なり | 毎日新聞社 | 毎日グラフ | S31.07.01 | 読み物 | 円盤、カッパ宇宙人説 | |||
○ | 靑空夫人 | 全200回 | 山陽新聞社 | 山陽新聞 (夕刊) | S31.7.30~S32.2.20 | 小説 | ※単行本『青空夫人』として刊行/※初出では小さい「ょ」「っ」だった拗音が単行本では全て大文字になっている /掲載紙は他に神港新聞、四国新聞など |
||
★ | お互いの雲行きがあやしくなってきたら | 同志社 | 婦人生活 | 10(8) | S31.08 | エッセイ | ※「特集 夫婦喧嘩の必勝法」でのテーマエッセイ/フーディーニの夫婦喧嘩を紹介 | ||
★ | 夫が実力行使に出た場合 | 同志社 | 婦人生活 | 10(8) | S31.08 | エッセイ | ※同上 | ||
★ | 喧嘩の後の残骸の始末は | 同志社 | 婦人生活 | 10(8) | S31.08 | エッセイ | ※同上 | ||
● | 消えた男 | 小学館 | 小学五年生 | 9(6) | S31.08 | 読み物 | 人間失踪・神隠しなど現代の不思議について | ||
● | 風流艶色 ことばのいたずら | 光文社 | 面白倶楽部 | 9(8) | S31.08 | エッセイ | ※特集記事「おとなの読物 涼風艶笑読本」枠での掲載、だいたい下ネタ | ||
● | (張切る桂典子さん 小松氏と対談スナップ) | 日刊スポーツ新聞社 | 日刊スポーツ | S31.08.04 | 対談 | ※北村が原作脚本を手掛けるTVドラマ「誰か見ている」に関連して出演女優・桂典子との対談を二言三言採録した記事 | |||
● | (ヒロイン参上 宇宙人とラブしたい 訳者と空想のかみ合わせ) | 内外タイムス社 | 内外タイムス | S31.08.14 | 対談 | ※8月4日付「日刊スポーツ」の対談記事と同じソースだが採録されている内容はもっと多い | |||
● | 酷暑の話題を拾う | 毎日新聞社 | 毎日グラフ | S31.08.19 | 読み物 | 世界の不思議や異常気象について | |||
● | (作者とヒロイン 誰かみている) | ラジオ東京 | 旬刊ラジオ東京 | S31.08.21 | 対談 | ※ドラマの原作者と主演女優との2ショットを集めた巻頭グラビア企画「作者とヒロイン」内のひとつ/対談内容は短く、おそらく8月4日付「日刊スポーツ」の記事と同じソースと思われる | |||
● | 空飛ぶ円盤研究会に寄せて | 日本空飛ぶ円盤研究会 | 宇宙機 第2号 | <2> | S31.08.05発行 | コメント | 祝辞、円盤研究会発足に寄せる期待など | ||
★ | 宇宙探検物語 | 朝日新聞社 | 週刊朝日 別册 第5号 世界探検冒険読物号 | <15> | S31.08.10発行 | 読み物 | 絵空事と思われている宇宙旅行にも科学的な裏付けあり/※円盤にもほんの少しだけ触れる | ||
● | (ダットサン113型セダン) | 三栄書房 | モーターファン | 10(10) <116> | S31.09 | 座談会 | ※ダットサンオーナーとしての感想を二三述べている程度 | ||
● | 脱兎讃 | 三栄書房 | モーターファン | 10(10) <116> | S31.09 | エッセイ | 「浮気していたMGからダットサンに戻した」とのこと | ||
★ | キウリとケンカ | 大日本雄弁会講談社 | 講談倶楽部 | 8(9) | S31.09 | 小説 | ホームドラマ | ||
● | 外務大臣の記 | 一水社 | 笑の泉 | 11(9) <103> | S31.09 | 読み物 | テーマエッセイ/政治風刺ギャグ | ||
● | 「時間」からやって来る宇宙船 | 小学館 | 中学生の友 | 33(7) | S31.09 | 読み物 | 空飛ぶ円盤の正体は未来人の乗り物という説について | ||
★ | キリギリス | ラジオ東京 | 旬刊ラジオ東京 | 3(24) <79> | S31.09.01 | エッセイ | 水谷八重子・良重との交流を描く | ||
● | 火星人は絶滅した ―宇宙旅行ロケット同乗報告記― | 毎日新聞社 | サンデー毎日 | S31.09.02 | 小説 | 宇宙旅行のシミュレーション、SF | |||
● | 天空の魔境 | 全100回 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S31.09.05~12.14 | 小説 | 少年冒険もの、SF/円盤を二枚貝のような(円盤生物)として描く | ||
● | (だれも正体は判らぬ
宇宙人の使者? あす話題の火星近づく) |
毎日新聞社 | 毎日新聞 | S31.09.06 | 資料協力 | 「クイズだらけの宇宙(1)」枠/※文末に括弧書きで「資料は北村小松氏の提供による」とある /同枠は全5回で糸川英夫・原田三夫など各々の専門家が資料提供 |
|||
★ | S・Fとデフォルメ | 元々社 | 最新科学小説全集 第12巻 「新しい人類スラン」 月報(10) | S31.09.25発行 | エッセイ | SFについての所感 | |||
● | 山上に憩う神話の船 ―ノアの箱船は現存するか― | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 11(10) | S31.10 | 読み物 | ノアの箱舟は実在するか/※単行本『現代の怪奇』に収録/朝日新聞広告では「山上の神話の船」と表記 | ||
★ | (夢は宇宙をかけめぐる) | 笑の泉社 | 笑の泉 臨時増刊 世界艶笑怪奇讀本 | 12(11) <105> | S31.10.15発行 | 座談会 | その他の参加者:原田三夫、辻光之助、徳川夢声/空飛ぶ円盤などの話題 | ||
● | (空とぶ円盤研究家(作家) 北村小松先生のお話) | 集英社 | おもしろブック | S31.11 | コメント | ※企画ページ「地球はねらわれている!」でのコメント | |||
● | 少年のひみつ | 全2回 | 旺文社 | 中学時代一年生 | 1(1)~(2) | S31.11~12 | 小説 | 少年向けミステリ/空飛ぶ円盤と人間失踪ネタ | |
★ | (あんけいと) | 朝日放送 | 『ABC 朝日放送創業五周年記念』 | S31.11.11発行 | アンケート | ※アンケート2題「私の作る番組」「民放の長所と短所」への回答 | |||
● | (自動車交通のエチケット) | 三栄書房 | モーターファン | 10(14) <120> | S31.12 | 座談会 | |||
● | 訓練される頭脳 | 讀賣新聞社 | 讀賣新聞 | <28763> | S31.12.16 | エッセイ | テレビのクイズ番組に出演していることについて | ||
● | 鬼にされる | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S31.12.27 | エッセイ | 今年の前半期は仕事がなく原稿料が入らなかったことなど | |||
● | 年齢四十億年 ―空飛ぶ円盤人の話― | 産業経済新聞社 | 別册週刊サンケイ 新春スリルとロマン特集 | <2> | S31.12.25発行 | 小説 | 空飛ぶ円盤の正体を宇宙生物だと解釈するSF/※「ノン・フィクション傑作読物選」という特集企画なのに北村だけ創作を書いてきたので「架空物語」と角書を付けられている | ||
昭和32年(1957) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 備考 | |||
★ | 世界最大のラクガキ | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 12(1) | S32.01 | 読み物 | 「世界怪奇シリーズⅠ」として掲載/※単行本『現代の怪奇』に収録 | ||
● | 下手な奴 | 毎日新聞社 | サンデー毎日 新春臨時増刊 特集戦後成功読本 | S32.01.01 | 小説 | 「モデル無しの創作である」と断り書きをしてあるが登場人物の名前といい他のエッセイにも見られるいくつかのエピソードといいテレビドラマ「誰か見ている」製作中に起きた面倒事の鬱憤を小説に昇華させたものと思われてならない | |||
● | 夢は宇宙をかけめぐる | 朝日新聞社 | 朝日新聞 | S32.01.09号 | エッセイ | 火星の土地・ウェストヴァージニアの怪物・カッパ宇宙人説などいろいろ | |||
● | 別府の社会探訪 | 日本交通公社 | 旅 | 31(2) | S32.02 | エッセイ | 終戦時に思い出のある九州の水校社をラジオ番組「二十の扉」地方収録のゲスト出演後に訪問した話 | ||
★ | (御存じ文士劇のスター) | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 12(2) | S32.02 | 取材記事 | ※巻頭グラビアのp.17に「宮本武蔵 五条橋下の場」で端役を演じているのが小さく写っている /「第8巻第4号 昭和28年4月特別号掲載」という情報は誤り |
||
● | ダットサンとMG | 三栄書房 | モーターファン | 11(2) <122> | S32.02 | エッセイ | ※「特集 ユーザーの意見 良い点・悪い点・改良希望・使用の現況」での掲載/現在(1956年12月7日)使用しているMG(51年型)TDスポーツカーとダットサン113型セダンについてアンケートの設題に答えていくという形で執筆 | ||
△ | カサブランカから来た手紙 | 文化実業社 | 新婦人 | 12(4) <121> | S32.04 | エッセイ | ※エイプリルフール企画/見知らぬ外国人から空飛ぶ円盤=人工衛星説を聞かされて困惑するていの偽エッセイ | ||
● | テレビジョンというもの | 日本放送出版協会 | 放送文化 | 12(4) | S32.04 | エッセイ | テレビドラマについて | ||
● | ユーモア判らぬ方は御遠慮を…… | 報知新聞社 | 報知新聞 | <27281> | S32.04.09号 | エッセイ | ※特集記事「夢は火星をカケめぐる 放射能知らずの“土地”分譲」に寄せたミニエッセイ | ||
★ | (㐧2特集座談会 免許がいらない無線局 これから発展するR/Cと だれでも作れる無線局) |
ラジオ技術社 | ラジオ技術 | 11(6) <123> | S32.05 | 座談会 | ラジコン飛行機・ボートについての今後の可能性について/その他の出席者:鈴木英雄、江原房一、梶井謙一 | ||
● | 女類度し難し | 同志社 | 婦人生活 | 11(5) | S32.05 | エッセイ | ※企画ページ「男の目」枠でのテーマエッセイ | ||
● | 街の淑女達との会話 ―東京のガイドレディたち― | 日本交通公社 | 旅 | 31(5) | S32.05 | エッセイ | かつて東京で見られた“ステッキガール”について | ||
● | (祝辞) | 科学創作クラブ | 宇宙塵 創刊号 | 1(1) | S32.05 | コメント | 同誌創刊に対する祝辞/※他に大下宇陀児・原田三夫のコメントあり | ||
★ | 佐々木小二郎というサムライ (※再録) | 双葉社 | 別冊大衆小説 第三集 大衆文芸ユーモア風流小説珠玉集 |
2(2) | S32.05.01発行 | 小説 | ※S27年「オール讀物」掲載の再録、単行本『現代ユーモア文学全集13 北村小松集』に収録 | ||
● | 「サンサ」という乾首 ―拳大に縮小された人間の頭― | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 12(6) | S32.06 | 読み物 | ※S34年『事件の顔』6月号に章分けを若干変えて「人間の干し首をつくるヒバロ族の秘法」として再録 | ||
● | 文士劇 | 演劇出版社 | 演劇界 | 15(6) | S32.06 | エッセイ | 演技、初めてのテレビ出演など/※「ずいひつ」(目次では「ず・い・ひ・つ」)枠での寄稿 | ||
★ | 23太陽系13番惑星 | 読売新聞社 | 週刊読売 臨時増刊 特集・ナゾの事件その後 |
16(24) | S32.06.05発行 | 小説 | 空飛ぶ円盤にからむ怪奇事件 | ||
△ | ジュール・ヴェルヌと「八十日間世界一周」の映画化について | 荒地出版社 | ジュール・ヴェルヌ『八十日間世界一周』 | S32.06.05発行 | あとがき | 訳者によるヴェルヌと本作の映画化作品の簡単な解説文/カバー裏表紙にはこの解説文の文言から要所要所を切り取ってツギハギに組みかえた作品紹介文が転用されている | |||
● | 故大西中将のこと | 故大西滝治郎海軍 中将伝刊行会 |
『大西滝治郎』 | S32.06.16発行 | コメント | 大西滝治郎・岡村徳長の思い出、哀悼の辞 | |||
ユーモア判らぬ方は御遠慮を (※再録) | 日本宇宙旅行協会 | 火星案内 | S32.06.30発行 | エッセイ | ※「火星に関する記事紹介」のページに報知新聞S32年4月9日掲載の同名のエッセイを再録 | ||||
★ | 真夜の廿一世紀 | 読切出版 | 実話 | 1(1) | S32.07.特別号 | 小説 | SF、空飛ぶ円盤と人間蒸発ネタ/※目次では「深夜」、本文とノンブル横の見出しは「真夜」 | ||
● | (※コメント) | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ | 6(27) <282> | S32.07.07 | コメント | ※本誌特集記事「地球は包圍されている 空飛ぶ円盤【UFO】の挑戦状」p42の5段目にコメントあり | ||
● | 翼よ!あれが巴里の灯だ | 新映画 | 映画評論 | 14(8) | S32.08 | 解説 | リンドバーグの航空映画について思うところをしたためたもの | ||
● | 私の科学への動機 | 誠文堂新光社 | 科学画報 | 復刊 5(9) | S32.08 | アンケート | SF小説を書く事の作家としてのモットーについてのアンケートに対する寄稿 | ||
★ | わが家の怪 | 笑の泉社 | 笑の泉 | <118> | S32.08 | エッセイ | 怪奇現象、お化け屋敷と友人エルネス君の形見の時計について | ||
★ | 放射能と原始戦争 ―ただし沖島夫婦間に於ける― | 鱒書房 | 新生活 | 1(3) | S32.08 | 小説 | ユーモア、核実験の放射能汚染問題ネタ | ||
● | (アンケート 探偵小説各人各説) | 宝石社 | 宝石 | 12(10) | S32.08 | アンケート | ミステリ小説に関する質問2題について「殺人のないものを書きたい」、また真偽の気になる円盤本2冊を紹介 | ||
● | 音速を越えて | 小学館 | 小学五年生 | 10(6) | S32.08 | 読み物 | NASAの実験機ベルX-2について | ||
● | 風流兵隊屋敷 | 光文社 | 面白倶楽部 小説と漫画の読切り増刊 | 10(10) | S32.08.増刊号 | 小説 | 軍隊ユーモア、 「大正十三年兵」関連ネタ | ||
★ | 燃えるジェット機 | 産業経済新聞社 | 別冊週刊サンケイ 第7号 | <7> | S32.08.25発行 | 小説 | ジェットパイロットの悲哀/※「ニュース小説と聞き書秘話」特集号での掲載、実売日8/22 | ||
★ | 酒さまざま | 洋酒天国社 | 洋酒天国 16 | <16> | S32.08.25発行 | エッセイ | 洋酒についてのテーマエッセイ | ||
● | UFOに乗ったという四人 | 宝石社 | 宝石 | 12(12) | S32.09 | 読み物 | 空飛ぶ円盤の搭乗体験記を読んで懐疑的になっている/※目次では「UFOに乗ったという男」 | ||
★ | 午後十時三分前 | 季節風書店 | 100万人のよる | 2(9) | S32.09 | エッセイ | 持ちネタの怪談話(時計の話と列車事故を免れた話)など/※特集“私が本当に体験した不思議なはなし”のトップバッター。他に浅原六朗、椿八郎、美川きよが執筆。/※この号バックナンバーの総目次あり | ||
円盤小片 | 日本空飛ぶ円盤研究会 | 宇宙機 第13号 | <13> | S32.09.01発行 | エッセイ | ||||
● | ぼくのほうが正しい | ポプラ社 | 『宝の国のお城 たのしい世界歴史童話 6』 | S32.09.30発行 | 読み物 | 天文学者コペルニクスの伝記 | |||
● | 墓場への旅 ―宇宙旅行は孫の子供達あたりにまかせて― |
日本ホテル協会 | Hotel review | 8(90) | S32.10 | 読み物 | 人工衛星と宇宙競争について | ||
● | 人工衛星の謎 | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 12(10) | S32.10 | 読み物 | 空飛ぶ円盤をめぐる各国の動きアレコレ | ||
● | かけめぐる空想と現実 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 | S32.10.14 | 読み物 | 空想科学 | |||
△ | (女優志願者を戒む) | 金園社 | 土屋長村『新しい手紙の書き方』 | S32.10.10発行 | 引用 | ※昭和27年発行『手紙百科』と同じく、北村の作品から「忠告の手紙」の文例として転載したもの。 | |||
● | 変な話 | 宝石社 | 宝石 | 12(14) | S32.11 | 読み物 | 不思議な怪しい光についてのアレコレ | ||
● | 泥坊とタップ娘 | 光文社 | 面白倶楽部 | 10(13) | S32.11 | 小説 | 中川三郎一家をモデルにしたユーモアもの | ||
★ | 第三惑星騒然す ―円盤と衛星の対決― | 文藝春秋新社 | 特集文藝春秋 宇宙時代とソ連の科学 | S32.11.25 | 読み物 | 空飛ぶ円盤、人工衛星、宇宙競争あれこれ | |||
★ | (私の宇宙旅行) | 文藝春秋新社 | 特集文藝春秋 宇宙時代とソ連の科学 | S32.11.25 | アンケート | アンケート回答/ 「宇宙旅行はお断り、夢みたいなことだ」と冷ややか | |||
● | (交通エチケットを語る) | 三栄書房 | モーターファン | 11(12) <132> | S32.12 | 座談会 | |||
● | 原子と原始 | 桃園書房 | 小説倶楽部 | 10(13) | S32.12 | 小説 | 冷戦について登場人物の雑談のていをとった随想のようなもの/※実売日:10月25日/※前月号の予告では「科学小説 踊る地球」となっている | ||
● | 世界の耳と目を驚かした 人工衛星の秘密 | 同志社 | 婦人生活 | 11(12) | S32.12 | 読み物 | 人工衛星について | ||
★ | (特報・人工衛星の秘密) | 平凡出版 | 平凡 | 13(15) | S32.12 | 座談会 | その他の出席者:原田三夫、中村賀津雄、中川弘子/人工衛星について | ||
★ | (高騰する火星の土地 “10万坪”の地主たち) | サン出版社 | サングラフ | 8(12) | S32.12 | 取材記事 | 火星の土地権利書を買った一人として紹介記事あり | ||
● | (“すぐれた空想科学もの” 「地球防衛軍」をみて 北村小松氏 円谷英二氏 対談) |
中部日本新聞社 | 東京中日新聞 | S32.12.30発行 | 対談 | 東宝特撮映画「地球防衛軍」を見ての感想/※北村を“科学小説を書く”作家として紹介 | |||
昭和33年(1958) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | (宇宙時代とカメラ) | 毎日新聞社 | カメラ毎日 | 5(1) <45> | S33.01 | 座談会 | 人工衛星の撮影について/北村が昔ハレー彗星を見たときいつも尾が曲がって見えていた話など /その他の出席者:広瀬秀雄、安保久武、司会:浅海一男 |
||
● | (座談会 ロケット 人口衛星 宇宙旅行) | 三栄書房 | モーターファン | 12(1) <133> | S33.01 | 座談会 | ※隈部一雄・糸川英夫・岡本哲史・新羅一郎・丹羽登・北村の座談会(S32.11.30)/最初にアーサー・C・クラークの小説についてひとしきり語ったあとは時々相槌を打つくらいで後半は発言無し/※人口衛星は誤植 | ||
● | 夢かうつつか | カザン | 食生活 | 52(1) <584> | S33.01 | エッセイ | 「食生活のゆめ」枠でのテーマエッセイ/兵役時の食生活についての思い出 | ||
● | マダムと女房 (再録) | キネマ旬報社 | キネマ旬報 別册 日本映画代表シナリオ全集① | S33.01 | シナリオ | ※戦前の映画シナリオの再録/発行日は前年12月25日付け | |||
● | 「マダムと女房」の場合 | キネマ旬報社 | キネマ旬報 別册 日本映画代表シナリオ全集① | S33.01 | コメント | ※シナリオ掲載枠の中のp.11に五所平之助監督のコメントと共に掲載/没後のS41年2月10日発行『キネマ旬報 別冊2月号 日本映画シナリオ古典全集 第二巻』に「“歴史的使用”はたした作品」として改題再録 | |||
● | (後記) | キネマ旬報社 | キネマ旬報 別册 日本映画代表シナリオ全集① | S33.01 | コメント | トーキーの実験的制約下で書かれたものであることを補足説明/※p.15のシナリオ末尾に追記 | |||
△ | (夢は宇宙をかけめぐる) | 文化実業社 | 新婦人 | 13(1) <130> | S33.01 | 座談会 | ※その他の出席者:富田英三、朝倉摂、丹下キヨ子/ | ||
△ | (特集アンケート【2】 わたしがもし文部大臣だったら) | 日本ローマ字教育協議会 | ことばの教育 | 20(1) <97> | S33.01 | アンケート | ※「私がもし文部大臣だったら①まずやりたいこと、②まずやめたいこと、③わたしの国語国字政策」の3題について回答 | ||
● | (新春放談・宇宙に生きる) | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ | 7(2) <309> | S33.01.12 | 座談会 | その他の出席者:辰野隆、徳川夢声、林髞、糸川英夫/宇宙旅行について ※北村が撮った円盤の写真を見せるも単なるシミだとあしらわれている |
||
● | 逆トンボ | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S33.01.16 | エッセイ | ||||
★ | (※執筆者紹介) | 家の光協会 | 家の光 | 34(2) | S33.02 | コメント | 自己紹介 | ||
★ | 敏子の月世界旅行 | 家の光協会 | 家の光 | 34(2) | S33.02 | 小説 | 童話、宇宙旅行シミュレーション/ラストは夢オチ | ||
● | (小山内薫をしのぶ集り) | 慶応義塾 | 三田評論 | <575> | S33.02 | 短信 | ※標題の記念行事で北村小松と田村秋子の講演が行われたことを紹介する短信 | ||
● | 空への挑戦史 ―気球から人工衛星まで― | 旺文社 | 高校時代 | 4(11) | S33.02 | 読み物 | 人類が空に挑んできた歴史の解説 | ||
● | 北欧の放送局を巡る | 全2回 | 東京新聞社 | 東京新聞 | <5584>~<5585> | S33.02.15~16 | レポート | ※北欧旅行で見学した放送局や番組を㊤㊦の2回に分けてレポート | |
★ | 人工衛星誘拐 | 平凡出版 | 平凡 春の臨時増刊 小説と読物号 | 14(3) | S33.02.05発行 | 小説 | SF、人工衛星関連/行方不明といわれていた探検家フォーセット大佐が時空を超えて現代へ | ||
● | (明日を賭けるミサイルと人工衛星) | 家の光協会 | 家の光 | 34(3) | S33.03 | 資料協力 | 人工衛星・ミサイル・ICBMなど/※糸川英夫・奥田教久・北村小松の資料提供による読み物 | ||
● | ゼニで買えないもの | 逓信協会 | 逓信協会雑誌 | <562> | S33.03 | エッセイ | ※題名と署名が自署の転写 | ||
● | 北欧早飛びの記 | 朝日新聞社 | 朝日新聞 | S33.03.23号 | エッセイ | スカンジナビア航空からの北欧招待旅行について | |||
● | 北欧の旅 | 同志社 | 婦人生活 | 12(4) | S33.04 | エッセイ | 紀行もの/手首を模したコペンハーゲンの質屋の看板など写真も多数掲載 | ||
● | 読者のみなさんへ | 旺文社 | 中学時代二年生 | 3(1) | S33.04 | コメント | 「合成人間」掲載ページの一隅にある連載開始の挨拶文。科学に興味をもってほしくて書いた旨コメント、顔写真あり | ||
● | 合成人間 | 全6回 | 旺文社 | 中学時代二年生 | 3(1)~(6) | S33.04~09 | 小説 | ジュヴナイルSF/空飛ぶ円盤、人工衛星ネタ | |
● | 「うまいもの」とは | 東海志にせの会 | あじ・くりげ 24号 | <24> | S33.05.01発行 | エッセイ | 中学生のころ何でも食うので「豚」と渾名されていたが餡子だけは決まって腹を壊したことなど色々 /※誌名には中黒(・)が入る |
||
● | 空とぶ円ばんのなぞ | 旺文社 | 中学時代一年生 | 3(2) | S33.05 | 読み物 | 円盤遭遇事件を子供向けに紹介するもの | ||
● | 変った連中 | 旺文社 | 中学時代二年生 | 3(2) | S33.05 | エッセイ | 企画ページ「名士特別寄稿 私の忘れられない中学生」でのテーマエッセイ | ||
★ | 令嬢社長 (※再録) | 双葉社 | 別册大衆小説 第八集 大衆文芸 現代滑稽風流小説珠玉集 5 |
3(2) | S33.05 | 小説 | ※28年「讀切倶樂部」の再録 | ||
● | やかましい剣客 | 新風社 | 雲雀笛 | <15> | S33.06 | コメント | 企画ページ「わが父母を語る」の回答/両親についてあまりポジティブには評していない | ||
● | 圓盤通信について ―「私は宇宙人を見た!?」読後感― | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 13(6) | S33.06 | 書評 | 空飛ぶ円盤、科学では説明できないことのアレコレ | ||
● | 地球脱出 | 全5回 | 秋田書店 | 冒険王 | 10(7)~(10),(12) | S33.06~10 | 小説 | 空飛ぶ円盤、侵略SFもの/書きだしは「火」のリメイク | |
● | 消えた時計 | 三世社 | 読切倶楽部 薫風増刊号 | 7(7) | S33.06.15発行 | 小説 | ホームドラマ/書斎から置時計が消えうせた事件の意外な真実とは | ||
● | (北欧三ヵ国の自動車交通) | 三栄書房 | モーターファン | 12(7) <139> | S33.07 | 対談 | 桶谷繁雄との対談に6ページ、残り2ページに北村提供によるスエーデンの交通規則PRポスターの翻訳 | ||
● | 最後の飛行 | 小学館 | 小学六年生 | 11(4) | S33.07 | 実話小説 | 女性飛行士アメリア・イヤハートが遭難するまでの経緯 | ||
● | (同級生交歡) | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 | 36(7) | S33.07 | コメント | ※グラビア企画ページ「同級生交歡」枠、旧友・松下正寿立教大総長との2ショット写真に添えた人物評 | ||
● | 未確認言論 | 日本空飛ぶ円盤研究会 | 宇宙機 第21号 | <21> | S33.07・08合併号 | 読み物 | 円盤に関する議論について、いくら口で上手い事を言っても未確認の言論にすぎないと釘をさす | ||
★ | 宇宙人への公開状 | 読売新聞社 | 週刊読売 別册 漫画読売 | 第9号 | S33.07.20発行 | 読み物 | 空飛ぶ円盤、コンタクティーが会見したと主張する宇宙人を遠まわしに否定 | ||
● | たびのはじ | 笑の泉社 | 笑の泉 | <132> | S33.08 | エッセイ | 海外旅行先での下ネタあれこれ | ||
● | (おばけはいる?) | 旺文社 | 中学時代二年生 | 3(5) | S33.08 | 座談会 | その他の参加者:遠藤周作、栗島すみ子/人間消失など現代怪奇ネタ多し | ||
★ | (※マンハント日本版創刊号 翻訳スタッフ) | 久保書店 | マンハント | 1(1) | S33.08 | 翻訳 | ※目次に「翻訳スタッフ」のうちの一人として北村の名前が挙がっているがどの作品を担当したかは不明(私見ではシェリイ・ラ・ヴェルヌ作「ストリッパー殺し」ではないか)。第2号以降では参加していない。 | ||
★ | (見たいのに見えない空飛ぶ円盤) | 毎日新聞社 | 毎日グラフ | 11(36) <436> | S33.08.31 | 対談 | 野添ひとみとの対談、空飛ぶ円盤などについて | ||
● | ヒズ・エクセレンシー | 旺文社 | 中学時代 ―高校進学版― | 10(6) | S33.09 | エッセイ | 企画ページ 「アナがあったらはいりたかった話」でのテーマエッセイ/北欧旅行での失敗談 | ||
● | 血をよぶ謎の寶石 | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 13(9) | S33.09 | 読み物 | いわくつきと呼ばれる宝石にまつわる因縁話アレコレ | ||
● | (週刊新潮掲示板) | 新潮社 | 週刊新潮 | 3(38) <137> | S33.09.22号 | コメント | 探している資料について(「野球行進曲」台本、北村作の戯曲「市井哲学」掲載の「舞台戯曲」創刊号を求む)/※後に10月20日号(3巻42号)で松竹大谷図書館より返事の掲載あり | ||
★ | UFOというもの ―私はこう考える― | 朝日新聞社 | バンビ・ブック 第18号 空飛ぶ円盤なんでも号 | <18> | S33.09.25発行 | 読み物 | 空飛ぶ円盤について | ||
★ | 飛行機は怖いものか | 中央公論社 | 婦人公論 | 43(11) <499> | S33.10 | 読み物 | 飛行機に絡む死亡事故の歴史に北村自身の体験談を交えた解説、円盤騒動にも軽く触れる | ||
● | (宇宙のひみつ 空とぶ円盤あらわる!) | 集英社 | 日の丸 | 6(12) | S33.10 | コメント | ※「特集 なぞにいどむひとたち」の中の見開き2ページ/北村を紹介する文と連続して少年2人が円盤に乗せられる7コマの漫画が掲載されているが漫画が北村の原案かどうかは不明 | ||
● | (アンケート わが軍隊生活の思い出) | 潮書房 | 特集 丸 9集 日本陸海軍戦史 | 2(5) | S33.10.15発行 | アンケート | ①わが戦友の思い出②つらかったことうれしかったこと、の2題について回答 | ||
● | (思い出の戦争映画アンケート) | 潮書房 | 月刊 丸 | 11(15) <137> | S33.11 | アンケート | ①印象に残っている戦争映画②特に感銘を受けた場面、の2題について回答 | ||
● | たった一人 | 同志社 | 婦人生活 | 12(11) | S33.11 | エッセイ | 同書のエッセイ欄「心の宝石」に掲載/戦前戦後を問わず支援してくれた元・耕作人への感謝 | ||
(二.音菊(おとにきく)文春歌舞伎 その一 だんまり) | 文藝春秋新社 | 文藝春秋愛讀者大會(パンフレット) | S33.11.29 | 記事 | ※文士劇のあらすじ紹介で出演者名と顔写真が掲載されている。北村は「だんまり」で猿田彦を演じた。 | ||||
● | (大阪に現われた〝空飛ぶ円盤〟 はて一体,なんでしょう?) | 朝日新聞社 | 週刊朝日 | 63(51) <2047> | S33.11.30 | コメント | ※大阪で撮られたUFO写真についてUFO研究家の高梨純一の太鼓判に続けて“高梨純一氏が本物というのならそうなのだろう”とコメント。他にもう一ヵ所、日本空飛ぶ円盤研究会に関するくだりの記事でもコメントあり | ||
● | (濠州16000kmラリー) | 三栄書房 | モーターファン | 12(12) <144> | S33.12 | 座談会 | セレベスにいたとき出ると聞いた人魂が実は馬の目だったという話などを披露 | ||
● | 宇宙人は地球をねらっている | 旺文社 | 中学時代一年生 | 3(9) | S33.12 | 読み物 | 空飛ぶ円盤や伝説の解釈、不思議な出来事の紹介などいろいろ | ||
● | おじいちゃん | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S33.12.18 | エッセイ | 孫からかけられた言葉の辛辣さをボヤく | |||
昭和34年(1959) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | (アンケート 宇宙への招待) | 近代文学社 | 近代文学 | 14(1) <127> | S34.01 | アンケート | ※宇宙開発に関するアンケート4題に回答/宇宙のどこへ旅行したいかの設問にも「地球で結構、夢みたいな妄想は打破して科学者の現実に協力すべし」とのこと | ||
● | (対談 あのころこれから 語る同級生) | 東奥日報社 | 東奥日報 | <23962> | S34.01.03号 | 対談 | ※松下正寿との対談でテーマは青森の食文化から両親のこと、宇宙開拓、宗教観と嗜好まで多岐にわたる/人物紹介に「いま連続テレビドラマを執筆中」との記載あり | ||
● | 技巧のないのが最上の技巧 | 同志社 | 婦人生活 | 13(2) | S34.02 | エッセイ | ※「奥さま学研究2 夫婦の情熱を永保ちさせる法」枠でのテーマエッセイ | ||
● | (筆者の近況) | 同志社 | 婦人生活 | 13(2) | S34.02 | コメント | 詳しい近況の紹介と「今年はいい芝居、いいテレビシナリオを書きたい」との抱負/※上記エッセイ内に添えたもの | ||
● | (吉例文士劇顔見世) | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 オール讀物 | 14(2) | S34.02 | 取材記事 | ※前年11月29~30日に開かれた愛読者大会での文士劇のグラビア/「だんまり大一座」集合写真に北村小松の姿あり | ||
● | アセって損をした話 路地に自動車乗り入れ | 旺文社 | 中学時代 | 10(13) | S34.02 | エッセイ | ※「第一特集 あと50日のいかし方」内の囲み記事/北村がMGを、奥さんがダットサンを運転してそれぞれ渋滞に巻き込まれた時の話 | ||
● | (特集 自動車に関する15の質問
(その1) 自動車税は妥当か ‥62氏のアンケートから‥) |
三栄書房 | モーターファン | 13(2) <146> | S34.02 | コメント | ※アンケート回答を編集部で集計・分析し紹介する企画で文中に北村小松からの回答も織り込まれている | ||
● | 八戸の海幸・山幸 | カザン | 食生活 | 53(3) <598> | S34.03 | エッセイ | 角書「ふるさとの味……青森東部」/思い出の郷土食を思いつくままに列記 | ||
★ | 人工惑星の意味するもの | 家の光協会 | 家の光 | 35(3) | S34.03 | 読み物 | 宇宙ロケットの解説や将来的に兵器として使われることへの危惧など | ||
● | (自動車に関する15の質問 (その2) 軽小型車の規格と大型車の制限) |
三栄書房 | モーターファン | 13(3) <147> | S34.03 | コメント | ※アンケート回答を編集部で集計・分析し紹介する企画で文中に北村小松からの回答も織り込まれている | ||
● | 映画を見すぎた受験生 | 産経新聞社 | 随筆サンケイ | 6(3) | S34.03 | エッセイ | ※「特集・私の進学と入学試験」に寄せたエッセイ/目次では「映画をみてて試験に遅れる」と表記 | ||
● | (自動車に関する15の質問 (その3) ハンドルの左・右と速度の制限) |
三栄書房 | モーターファン | 13(4) <148> | S34.04 | コメント | ※アンケート回答を編集部で集計・分析し紹介する企画で文中に北村小松からの回答も織り込まれている | ||
女房会について | 明治座 | 四月興行 春の新派祭 | S34.04.03発行 | ※パンフレットへの寄稿 | |||||
● | 赤と白 | 朝日新聞社 | 朝日ジャーナル | 1(5) <5> | S34.04.12号 | エッセイ | ※いすゞ自動車の広告「自動車のサロン(2)」で掲載(同枠第一回は北村の執筆は無し)/次回枠に訂正記事あり | ||
★ | テレビ劇の謎 | キネマ旬報社 | キネマ旬報 4月下旬号 | <231> | S34.04.15発行 | 読み物 | テレビドラマの作劇法について | ||
△ | (厨房手実・・・) | 甘辛社 | あまカラ | <93> | S34.05 | コメント | ※コーヒーが不味いとき砂糖と一緒に少々の塩を入れると飲めるようになる、という小ネタの紹介。目次に無し(p.11) | ||
● | (自動車に関する15の質問 運転免許と交通規制の問題) | 三栄書房 | モーターファン | 13(5) <149> | S34.05 | コメント | ※アンケート回答を編集部で集計・分析し紹介する企画で文中に北村小松からの回答も織り込まれている | ||
● | (航空情報 100号に寄せて) | 酣燈社 | 航空情報 | <100> | S34.05 | コメント | 100号を祝いつつも、2年前にC-46取材中の墜落事故で犠牲になった同誌の今井主幹と馬場編集長を偲ぶコメント | ||
● | ルナ魔神 | 全6回 | 世界文化社 | 学習画報 | 1(1)~(6) | S34.05~10 | 小説 | 少年冒険もの/※「天狗岩のなぞ」のリメイク感がある | |
● | ジンクス | 朝日新聞社 | 朝日ジャーナル | 1(9) <9> | S34.05.10号 | エッセイ | ※いすゞ自動車の広告「自動車のサロン(3)」で掲載/前回「赤と白」での誤植の訂正記事あり | ||
● | 奥さんとおやじ | 朝日新聞社 | 朝日ジャーナル | 1(12) <12> | S34.05.31号 | エッセイ | ※いすゞ自動車の広告「自動車のサロン(4)」で掲載 | ||
● | (精神病院をどう思うか) | 日本精神病院協会 | 季刊 精神病院 第8号 | <8> | S34.05.15発行 | アンケート | ※著名人への精神病院に関するアンケート3題に回答 | ||
★ | 人間の干し首をつくるヒバロ族の秘法 | 季節風書店 | 事件の顔 | 1(6) | S34.06 | 読み物 | ※「サンサという乾首」の再録だが章分割が微妙に異なる部分あり。単行本『現代の怪奇』に収録されているのはこちら。 | ||
△ | (―お花見につきあって―) | 鶴書房 | 山崎雅風『女子手紙文 書き方と実例』 | S34.06.10発行 | 引用 | ※昭和27年発行『手紙百科』と同じく、北村の作品から「おさそいの手紙」の文例として一部抜粋し転載 | |||
● | (ワレ素とはおどろき 徳川夢声スリラー対談 第8回) |
森脇文庫 | 週刊スリラー | S34.06.19 | 対談 | 空飛ぶ円盤など/※徳川無声のホストによる対談連載のゲスト | |||
● | 馬のない馬車 | 朝日新聞社 | 朝日ジャーナル | 1(15) <15> | S34.06.21号 | エッセイ | ※いすゞ自動車の広告「自動車のサロン(5)」で掲載 | ||
★ | 夏のすきやきなど | 産経新聞社 | 随筆サンケイ | 6(7) | S34.07 | エッセイ | グルメ | ||
● | 飛行機第一号の表具師幸吉 | 人物往来社 | 特集人物往来 | 4(7) | S34.07 | 読み物 | 江戸時代にグライダーで空を飛んだという浮田幸吉についての評伝 | ||
● | 警笛無用 | 朝日新聞社 | 朝日ジャーナル | 1(20) <20> | S34.07.26号 | エッセイ | ※いすゞ自動車の広告「自動車のサロン(6)」で掲載 | ||
● | 円盤ばなし | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S34.07.29 | エッセイ | 空飛ぶ円盤関連 | |||
● | ことばの魔力 | 一水社 | 笑の泉 | <144> | S34.08 | エッセイ | 意図せずダブルミーニングになった言葉の面白さ(下ネタあり) | ||
● | (特別ルポ 姿なき現代日本の恐怖) | 人物往来社 | 特集人物往来 | 4(8) | S34.08 | コメント | ※文中で北村の自宅にまつわる怪奇現象について触れられそれに関する北村のコメントも紹介されている | ||
● | 誰が? 何時? | 宝石社 | 宝石 | 14(9) | S34.08.01 | 読み物 | 科学で解けない古代文明の謎について/※目次では「だれが?いつ?」 | ||
● | パンと水なら一週間 | 朝日新聞社 | 朝日ジャーナル | 1(23) <23> | S34.08.16号 | エッセイ | ※いすゞ自動車の広告「自動車のサロン(7)」で掲載 | ||
● | (週刊新潮掲示板) | 新潮社 | 週刊新潮 | 4(33) <184> | S34.08.17号 | コメント | 探している資料について(「自然」S26年5月~6月号掲載の小泉丹「河童考」上下、「国学院雑誌」57巻2号掲載の小林信夫「雷神信仰の側面的考察」を求む) | ||
● | 自動車が多すぎる | 朝日新聞社 | 朝日ジャーナル | 1(24) <24> | S34.08.23号 | エッセイ | ※いすゞ自動車の広告「自動車のサロン(8)」で掲載 | ||
● | あの声は? | 朝日新聞社 | 朝日新聞 | S34.08.26号 | エッセイ | 連続テレビドラマでゲスト俳優のS氏が喋るはずの英語のセリフを急遽自分が吹き替えた話 | |||
(※テレビ出演時のスナップ写真) | マルサン商店 | 玩具月報 | S34.08? | 取材記事 | ※「陸と海と空 私の自慢」 34年7月19日第1回放送ゲスト出演時のスナップ写真2枚 | ||||
● | 世界の七ふしぎ | 学習研究社 | 六年の学習 | 14(6) | S34.09 | 読み物 | 全7話に分けて幽霊船や雪男、セント・エルモの火などを紹介/※扉絵には「世界七ふしぎ物語」と記載 | ||
● | 空飛ぶえんばんは、ほんとうにあるだろうか。 | 講談社 | たのしい五年生 | 1(6) | S34.09 | コメント | ※企画ページ「特集シリーズ⑥ 空飛ぶえんばんのなぞ」の監修、コメントあり | ||
● | (空飛ぶ円盤のはなし) | 婦人画報社 | 婦人画報 | <662> | S34.09 | 対談 | その他の参加者:相島敏夫 | ||
● | アメリカ奇談集 | 朝日新聞社 | 朝日ジャーナル | 1(27) <27> | S34.09.13号 | エッセイ | ※いすゞ自動車の広告「自動車のサロン(9)」で掲載 | ||
● | コマーシャルというもの | 毎日新聞社 | 毎日新聞 | S34.09.21 | エッセイ | テレビCMについて | |||
● | (ドライブの心理) | 三栄書房 | モーターファン | 13(11) <155> | S34.10 | 座談会 | |||
● | 赤い道白い道 | 高速道路調査会 | 高速道路 | 2(10) | S34.10 | エッセイ | 東京-八戸間やセレベス・フィリピンを自動車で走行した際に感じた路面と速度の関係など | ||
● | 石のきのこ奇談 | 宝石社 | 宝石 | 14(11) | S34.10 | 読み物 | マジックマッシュルーム等の話を実話小説風に描く/※目次では「石のきのこ綺談」 | ||
● | 文士 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S34.11.26 | エッセイ | ||||
● | 北極をめぐる怪 | 宝石社 | 宝石 | 14(14) | S34.12 | 読み物 | 世界の不思議あれこれ、ベイチモ号事件など | ||
(吉例文春歌舞伎 座頭ばかりの文士劇) | 文藝春秋新社 | 週刊文春 | 1(35) | S34.12.14号 | 取材記事 | ※詳細未確認。p.43~p.50のグラビア記事に演技中のスナップ写真が載っているらしい | |||
昭和35年(1960) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | 漫画的真見 | 三栄書房 | モーターファン | 14(1) <158> | S35.01 | アンケート | ※アンケート企画「国民大衆車はどうあるべきか」への長文回答/※表題の「真見」は「意見」の誤植? | ||
★ | ロケット・飛行機グライダー | 学習研究社 | 科学の教室 | 4(1) | S35.第1号 | 資料協力 | ※企画ページ「私のユメ あすの世界はこうなる」での宇宙旅客機の絵とき解説 | ||
● | 宇宙旅行 気になること二、三 | 讀賣新聞社 | 夕刊讀賣新聞 | <29887> | S35.01.18 | 読み物 | 円盤、コンタクティ、宇宙人等について | ||
● | ヴァレンタインス・デー | 笑の泉社 | 笑の泉 | <150> | S35.02 | エッセイ | 下ネタ | ||
● | レイノ | 甘辛社 | あまカラ | <103> | S35.03 | エッセイ | 行きつけの喫茶店「レイノ」について | ||
● | (※アンケート回答) | 集英社 | 日の丸 | 8(5) | S35.04 | アンケート | ※特集企画「人間ロケット発射よーい!」でのアンケートへの回答 | ||
ダットサンをテストする | ベースボール・マガジン社 | 最新自動車読本 | S35.04 | ||||||
● | 古巣 | 三田文学会・講談社 | 三田文学 創刊50周年記念 | 50(5) | S35.05 | エッセイ | かつて「古巣」という戯曲を掲載してもらった(1922年11月号)思い出や作家デビューの経緯 | ||
★ | 冒険を探し廻った男たち | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 漫画讀本 | 7(5) | S35.05 | 読み物 | 秘境、世界の不思議について | ||
● | 山に弱いはなし | 山と渓谷社 | ハイカー | <57> | S35.07 | エッセイ | 山での思い出いろいろ/※本誌「一筆啓上 ―豆随筆―」ページでのテーマエッセイ | ||
● | 博士とサイン | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S35.07.11 | エッセイ | 空飛ぶ円盤や地軸変動説に触れる/S39年に「天皇のサイン」でほぼ同じ話を書いている | |||
● | (夏の夜の宇宙“奇説珍説” 新版“信じようと信じまいと”物語) | 中央公論社 | 週刊コウロン | 2(29) | S35.02 | コメント | ※怪事件がどうこう円盤や宇宙人がどうこうという7ページに及ぶ記事だが取材を受けた北村は「同様の例は多く宇宙人との関係は判らないが無関係と断定もできない」と当り障りのない4行半のコメントのみ | ||
★ | (※アンケート回答) | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ 臨時増刊 宇宙への道 | 9(30) <446> | S35.08 | アンケート | 「月世界旅行へ行きたいか」「宇宙人はいると思うか」という設問2題に「肉体的・精神的な条件があり当分は素人が行けるような段階ではない」「どこかにはいるだろうがUFO関係者が言うような形の宇宙人は私は信じない」と回答 | ||
● | ゆうれいとこんくらべ | 旺文社 | 中学時代一年生 | 5(5) | S35.08 | エッセイ | 怪談/近所のお化け屋敷や知人の九谷氏の話など | ||
★ | 大正十三年の兵隊 | 一水社 | 笑の泉 | <156> | S35.08 | エッセイ | 大正13年当時の呑気な軍隊生活の思い出話 | ||
● | (車に乗る心掛け) | 講談社 | 週刊現代 | 2(34) | S35.08.28号 | 取材 | ※作家連の短信ページ「文壇すずめ」枠にて北村が運転時に常に携帯するという少々オーバーな準備品を紹介 | ||
△ | 黄金の自由(デン・ギルデン・フレーデン) /ヴィグランド彫刻公園 |
修道社 | 『世界紀行文学全集 9 東ヨーロッパ・スカンジナビア編』 |
S35.08.20発行 | エッセイ | 紀行文、ストックホルム・オスロ旅行記/※S33年執筆 | |||
● | ハマばなし | 甘辛社 | あまカラ | <109> | S35.09 | エッセイ | グルメ | ||
● | 第四の火 | 文藝春秋新社 | 別冊文藝春秋 | <73> | S35.09 | 読み物 | 世界の不思議、謎の火にまつわるアレコレ | ||
● | パンパンガ部落 | 一水社 | 笑の泉 夏の増刊 艶笑怪奇深夜読本 | <158> | S35.09.15発行 | エッセイ | ダバオ派遣時パンパンガ(※日本軍宿舎のあったササの南に隣接する地域)にあった慰安婦村についての思い出 | ||
● | (「宇宙人と会った人」を囲んで) | 大法輪閣 | 大法輪 | 27(10) | S35.10 | 座談会 | 円盤の出現予告をしている安井清隆を迎えての座談会/その他の出席者:仁宮武夫、平野威馬雄、荒井定雄 | ||
● | 宇宙からの使者たち | 中央公論社 | 婦人公論 | 45(11) <527> | S35.10 | 読み物 | 円盤について遠まわしに批判的 | ||
△ | (私の健康法) | 実業之日本社 | 式場隆三郎『無病生活法』 | S35.10.30 | アンケート | ※「無理をしないよう、食べたいときに食べ、寝たいときに寝ている」ので執筆スピードと量がグンと減ったと回答。 | |||
● | 不確かな人間の存在 | 大法輪閣 | 大法輪 | 27(11) | S35.11 | 読み物 | 円盤や世界の不思議など/※「特集・現代の不思議」企画 | ||
● | (特集20世紀のふしぎ このナゾをだれがとく?) | 小学館 | 小学六年生 | 13(10) | S35.11 | 読み物 | ※「第一話 消えたマグロ船」「第二話 円盤はきょうも飛んでいる」を北村小松・北川幸比古・佐伯誠一が共同執筆 | ||
● | (東京湾の怪音を探る 大地震前ぶれ説から空飛ぶ円盤説まで) | 讀賣新聞社 | 週刊読売 | 19(46) | S35.11.06号 | 資料協力 | ※東京話・剣崎沖を通過する船舶が多数、海中からの衝撃音を体験している問題について、地盤のねじれが衝撃波を生んだのではないかとの北村のコメントを掲載(※おそらく編集部としては空飛ぶ円盤に引っ掛けたキテレツなコメントが欲しかったらしく半ば強引に円盤がらみのコメントを引き出して記事を締めくくっている) | ||
● | 12月10日(土) ノーベル賞創設(一九〇一年) | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ | 9(60) <476> | S35.12.12 | コメント | ※持ち回りコラム「この日この時」の12/10分を担当 | ||
昭和36年(1961) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
△ | イキな味 | コロンバン | Bon bon vol.8 | <8> | S36.?月?日 | エッセイ | グルメ/※掲載誌は洋食店「銀座コロンバン」が発行していた冊子 | ||
● | (ことしこそ宇宙旅行を) | 小学館 | 高校進学 | 6(10) | S36.01 | 座談会 | その他の出席者:丹羽小弥太、日下実男、聞き手:松島トモ子 | ||
● | (夢は宇宙をかけめぐる) | 旺文社 | 中学時代 | 12(11) | S36.01 | 座談会 | その他の出席者:相島敏夫、日下実男/※北村は自らについていつも悲観的にみる癖があると語っている | ||
● | (若い世代への年賀状) | 旺文社 | 時 (Epoch) | 4(1) | S36.01 | アンケート | ※若い世代へ掛ける言葉についてのアンケートに回答 | ||
★ | 奇妙な訪問者 | 毎日新聞社 | サンデー毎日 | 40(3) | S36.01.15 | 小説 | SF、宇宙飛行士の悲劇 | ||
● | (あの人この人 飛行機に乗る楽しみ) | 讀賣新聞社 | 週刊読売 | 20(8) | S36.02.19号 | 短信 | ※執筆者は北村が人に会うたび多数の飛行機に乗った自慢話を子供のようにすると嫌味っぽく書き留めている | ||
● | みちのくにひそむ哀愁の海岸線 ―八戸線― | 日本交通公社 | 旅 | 35(3) | S36.03 | エッセイ | 八戸線沿いの景観の紹介/※「山の神」(神楽)について「子供の頃非常に好きだった」とのこと | ||
△ | 東京の恋人たち | 婦人生活社 | 婦人生活 | 15(3) | S36.03 | ルポ | グラビアページのフォト・エッセイ/編集部撮影の写真に北村が文章を付けた物 | ||
● | (私はこう占う) | 旺文社 | 時 (Epoch) | 4(3) | S36.03 | アンケート | ※今年のプロ野球セ・パ両リーグの優勝予想についてのアンケートに「巨人(水原氏が去ったから)/東映(水原氏が行ったから)」と回答 | ||
● | 電話花嫁 (※再録) | 電気通信協会 | 『東京の電話 その五十万加入まで』 (中) | S36.03.25発行 | 小説 | ユーモア/※「オール讀物」S13年7月号の再録 | |||
★ | 地球に教訓する奇怪な宇宙人 | 人物往来社 | 人物往来 歴史読本 | 6(5) | S36.04 | 読み物 | 空飛ぶ円盤、コンタクティたちの言説あれこれ/※文意に関わる校正ミスがあり6月号で訂正記事が出ている | ||
● | ローマズィ キョースィトゥ | 讀賣新聞社 | 夕刊讀賣新聞 | <30341> | S36.04.17 | エッセイ | ローマ字教育のおかしな点について | ||
● | 伸びる筋肉 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S36.04.27 | エッセイ | 宇宙生活での人体への影響 | |||
★ | 三つの可能性 | 毎日新聞社 | サンデー毎日 緊急増刊 特集・宇宙人間誕生す | S36.04.20発行 | 小説 | SF、空飛ぶ円盤 | |||
● | 燃える金星 | 家の光協会 | こども家の光 | 37(5) | S36.05 | 小説 | 空飛ぶ円盤で金星を間近に見に行く宇宙旅行シミュレーション、ラストは夢オチ | ||
★ | エロティッシ・クンスト | 笑の泉社 | 笑の泉 | <166> | S36.05 | エッセイ | 下ネタ、猥談(Erotische Kunst)に関する東西よもやま話 | ||
● | (優勝を占う) | 旺文社 | 時 (Epoch) | 4(5) | S36.05 | アンケート | ※川上新監督率いる今年の巨人軍の実力についてのアンケート4題に「優勝する」「(優勝)出来ない筈はない」等々回答 | ||
● | 空想小説も顔負け | サン出版社 | サングラフ | 11(6) <115> | S36.06 | エッセイ | 企画ページ「宇宙はまねく」での寄稿 | ||
● | プラスとマイナス | 工作社 | 室内 (木工界 改題) No.78 | <164> | S36.06.01発行 | エッセイ | 日曜大工について | ||
● | 「抜け」 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S36.07.06 | エッセイ | 脱出マジックについて/※生原稿(国会図書館蔵の総集本)では『「抜け」の魔術』と記載 | |||
● | さばけた人柄 立教大学総長 松下正寿氏 | 朝日新聞社 | 朝日ジャーナル | 3(34) <128> | S36.08.20発行 | エッセイ | 八戸中学の同級生だった松下総長への人物評を絡めたエッセイ/※他己紹介企画「素顔」の第34回 | ||
● | キオの魔術の種あかし | 旺文社 | 中学時代一年生 | 6(6) | S36.09 | 読み物 | ボリショイ・サーカス団の魔術王キオが披露するいくつかの奇術についてトリックを推測する | ||
● | 救命具から海賊まで | 毎日新聞社 | サンデー毎日 特別号 | <51> | S36.09.01発行 | 読み物 | 航海テーマ | ||
● | (“第三次世界大戦について”のアンケート) | 旺文社 | 時 (Epoch) | 4(11) | S36.10 | アンケート | ※①第三次世界大戦は起こるか否や、②その理由、を問うアンケート2題に「起こる」と性悪説的な理由を添えて回答 | ||
● | 盲点 | 北海道新聞社 | 北海道新聞 | S36.10.29 | 小説 | 推理小説/殺人犯の証拠を見逃したのは…… | |||
● | 師走 | 上野のれん会 | うえの | <32> | S36.12 | エッセイ | |||
● | 英霊 | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S36.12.03 | エッセイ | 怪異/文士劇の最中に益田氏に英霊が乗り移った話 | |||
● | 変な食いもの | 東海志にせの会 | あじくりげ 67号 | <67> | S36.12.01発行 | エッセイ | 郷土食のズブレ(ずぶす)・めかぶとろろ等について | ||
● | (北村小松君と私) | 白凰社 | 松下正寿『ひとりの人間』 | S36.12.10発行 | 人物評 | ※松下正寿による北村小松の思い出 | |||
★ | 石坂君という人 | 角川書店 | 石坂洋二郎アルバム 『角川版昭和文学全集5 石坂洋次郎』付録 |
S36.12.25発行 | コメント | 回想/S30年『昭和文學全集56 續・石坂洋次郎』月報に寄稿した「石坂君の一面」と異なるエピソードも紹介している | |||
● | 作品について | 小学館 | 『日本児童劇全集 第二巻』 | S36.12.25発行 | コメント | S28年刊『少年演劇名作集』の「はしがき」を言い回しをリライトしたもの | |||
● | この世あの世 (※再々々録) | 小学館 | 『日本児童劇全集 第二巻』 | S36.12.25発行 | 戯曲 | ※再々々録 | |||
● | 演出ノート | 小学館 | 『日本児童劇全集 第二巻』 | S36.12.25発行 | コメント | S28年刊『少年演劇名作集』の「演出ノート」とはやや異なる文面 | |||
昭和37年(1962) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | 透明星雲 | 鹿児島新報社 | 鹿児島新報 | <1052> | S37.01.01 | 小説 | SF/少年の親が核実験のあおりで墜落した透明宇宙船に潰され異世界に転移する | ||
● | カー談義 寝るか送るか | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ | 11(5) <541> | S37.01.22号 | エッセイ | ※従来所有のダットサン113から「小型なブルーバード」(初代ダットサン・ブルーバード?)に乗り換えていたらしい | ||
● | 時代がちがえば… | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S37.01.27 | エッセイ | 受験戦争 | |||
● | しんどい話 | 保健同人社 | 保健同人 | 17(2) | S37.02 | エッセイ | 生きている限り働き続けなければならないのはしんどいという話/スナップ写真あり/※「けんこうひとこと」枠 | ||
● | 一九六二年二月四日 | 宝石社 | 宝石 | 17(4) | S37.03 | 読み物 | 円盤、デマ話の流布など | ||
● | (航空百科辞典にもなりうる膨大な内容 木村秀政著「飛行機の本」) |
読売新聞社 | 週刊読売 | 21(11) | S37.03.18号 | 書評 | ※新刊紹介ページ「新しい本の中から」枠での書評 | ||
★ | 屎と尿 | 笑の泉社 | 笑の泉 | <179> | S37.04 | エッセイ | し尿についてあれこれ | ||
● | 宇宙ミステリー その(1) 地球とはそも何物ぞ? | 双葉社 | 特集 週刊大衆 世界の秘境シリーズ | 1(1) | S37.04 | 読み物 | 円盤、古代文明/※創刊号 | ||
● | アタシが運転するワの新婚・旧婚ドライブ | 日本交通公社 | 旅 | 36(4) | S37.04 | エッセイ | 自動車 | ||
★ | 八戸の味 (※抄録) | 筑摩書房 | 生活の随筆 第1 (食) | S37.04.25発行 | エッセイ | ※中央公論社S30年11月刊「ふるさとの料理」の抄録 | |||
● | (読んでみて マスコットやアクセサリーよりも大切な本) | 読売新聞社 | 週刊読売 | 21(17) | S37.04.29号 | 書評 | ※新刊紹介ページ「新しい本の中から」枠で遠間武著「ドライブガイド全集」「ドライブ読本」・清川一穂著「自家用車ハンドブック」以上3冊の書評を依頼されて執筆 | ||
● | 宇宙ミステリー その(2) 月が地球に落ちて来る | 双葉社 | 特集 週刊大衆 世界の秘境シリーズ | 1(2) | S37.05 | 読み物 | 人工衛星 | ||
● | 兇器にしたくない | 銀座百店会 | 銀座百点 89号 | <89> | S37.05 | エッセイ | ドライバーとしての心構えなどをユーモラスに書き綴ったもの | ||
● | (アンケート 事故防止の新アイデア) | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ 臨時増刊 5月 '62春季号 1000万人の乗用車 |
11(18) <555> | S37.05.15発行 | アンケート | ※アンケート3題に回答 | ||
● | エース | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S37.05.15 | エッセイ | プロ野球を見ていてエースという言葉の語源について一言二言 | |||
● | 宇宙ミステリー その(3) 宇宙人やーい!! | 双葉社 | 特集 週刊大衆 世界の秘境シリーズ | 1(3) | S37.06 | 読み物 | カッパ宇宙人 | ||
● | カーペンターを追った7時間 ―FEN放送での“オーロラ7”― | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S37.06.02 | レポート | カーペンター少佐搭乗の宇宙船「オーロラ7」帰還ライブ中継レポ | |||
● | (ナゾの宇宙ボタルと「日本の宇宙人」) | 読売新聞社 | 週刊読売 | 21(24) | S37.06.17 | コメント | ※宇宙飛行士が目撃したと円盤マニア界隈を騒がせている宇宙ボタル問題について面白おかしく騒ぎ立てている記事だがコメントを求められた北村は偶然そう見えるだけだろうと否定的 | ||
● | (月へ!宇宙開発は進む クラインクネクト氏と北村小松氏の対談) |
朝日新聞社 | 朝日新聞 | S37.07.28発行 | 対談 | NASAマーキュリー計画運営主任ケネス・S・クラインクネクトとの対談 | |||
● | 恋人のように | 朝日新聞社 | 朝日新聞 | S37.07.31号 | エッセイ | ※特集記事「東京の中古車市場」に寄せた中古車との付き合い方についての囲み記事 | |||
● | 夢の放射能 | 中央公論社 | 中央公論 | 77(9) <898> | S37.08 | 読み物 | アイソトープによる放射線治療や放射性炭素年代測定など放射性物質の平和利用について | ||
● | 上野といえば…… | 上野のれん会 | うえの | <42> | S37.10 | エッセイ | ローカル話、上野の思い出 | ||
★ | アクセサリー | 笑の泉社 | 笑の泉 | <185> | S37.10 | エッセイ | 下ネタ、アダルトグッズについて/※さりげなく星新一を高評価 | ||
● | 怪電波「世界よSOS」 | 文藝春秋新社 | 文藝春秋 | 40(10) | S37.10 | 読み物 | 宇宙開発競争をネガティブな視点から語る | ||
● | (感銘深い航空もの アーネスト・ガン著 小野寺健訳「悲劇と脱出」) |
読売新聞社 | 週刊読売 | 21(41) | S37.10.14号 | 書評 | ※新刊紹介ページ「新しい本の中から」枠で書評を執筆/原著を評価する一方で訳者が航空用語に疎いことを指摘 | ||
★ | 趣味という事 | 東海志にせの会 | あじくりげ 77号 | <77> | S37.10.01発行 | エッセイ | 多趣味 | ||
● | 広告の手 | 博報堂 | 月刊広告 | <176> | S37.11 | エッセイ | コラム「Hitch Hike」枠に掲載/コペンハーゲンで見かけた手首を模した質屋の看板など | ||
● | (ダイヤのような衝突の原理) | 読売新聞社 | 週刊読売 | 21(45) | S37.11.11号 | 短信 | ※コラム企画ページ「はい、うい、いえす」枠でのスポーツカーに関する記事中で北村の言葉を紹介 | ||
● | 腹背に先輩の書 | 産経新聞社 | 随筆サンケイ | 9(11) | S37.11 | エッセイ | ※巻頭グラビア「私の仕事部屋」枠でのスナップ写真に添えたミニエッセイ/掛軸と額は小津安二郎監督が表具師に手配してくれたものとのこと | ||
★ | ソーケイ セン | 早稲田大学新聞会・ 三田新聞学会 |
週刊早稲田大学新聞・週刊三田新聞 早慶戦特集号 |
S37.11.03 | エッセイ | 早慶戦 | |||
★ | 非食通 | 甘辛社 | あまカラ | <136> | S37.12 | エツセイ | グルメ | ||
● | 機械と創作 ―同じようになる特殊な状態の描写― | 東京新聞社 | 東京新聞 (夕刊) | <7330> | S37.12.11 | 論評 | ※当時、盗用疑惑で論議を呼んだ石原慎太郎作「傷のある羽根」とアーネスト・ガン作「悲劇と脱出」との関連性について解説/実際の事件をモチーフにした作品では内容が類似してくるのは避けがたいが充分な注意は必要――といった旨の発言あり(北村自身、外地で「事実談」として聞いた話を小説に使ったところ外国系出版社から盗作だと抗議されて仰天したとのこと。S22年作「秘境」のことか?) | ||
● | スモッグ | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S37.12.19 | エッセイ | ||||
★ | 宇宙たばこ | 日本専売公社札幌地方局 | CALENDAR WRITING SCHEDULE 1963 | S37.12発行? | エッセイ | ※日本専売公社がノベルティとして製作した1963年用カレンダー(スケジュールブック)に掲載されたエッセイ。「たばこ随想」に収録されている同名のエッセイとは別物。 | |||
昭和38年(1963) | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | (特別読物 現代に生きるナゾ 第3話 私も見た“空とぶ円盤”を…) |
旺文社 | 中学時代三年生 | 14(11) | S38.01 | 読み物 | 福島県の堀晟氏が目撃した発光体や宇宙ボタル、銚子に降った金属箔のことなど | ||
● | 八戸よいとこ 女房ももろた | 日本交通公社 | 旅 | 37(1) | S38.01 | エッセイ | 父親の思い出やメカブ等の郷土料理など | ||
● | がらくたばなし | 産経新聞社 | 随筆サンケイ | 10(2) | S38.02 | エッセイ | 自宅にある一見がらくたのようだがそれぞれに思い出の詰まった土産物や貰い物などについて/空飛ぶ円盤研究の滝田氏から1959年9月に銚子で採取され一部を譲り受けた金属片についての詳しい由来あり | ||
★ | 最後の、私への手紙 | 文芸春秋新社 | 『わたしの吉川英治 その書簡と追憶』 | S38.02.05発行 | コメント | 回想 | |||
● | 何事ぞ | 中央公論社 | 自然 | 18(3) <203> | S38.03 | エッセイ | 福島県の堀晟氏が体験したという、トチの生枝が突然裂けて折れ飛ぶ怪現象を誰か科学的に説明してほしいという話 | ||
● | (地球最大のナゾ 女性の肌がカサカサに あなたを包む無気味な気圧の大変動) |
産業経済新聞社 | 週刊サンケイ | 12(12) <608> | S38.03.25号 | 資料提供 | ※地球規模の異常気象に関する企画ページで数名列記されている取材協力者の中に安部公房と並んで北村の名前がある(どの情報・資料を提供したのかは不明) | ||
● | (私の級友⑥ 大橋英郎氏 “綴り方”得意の北村級長) | デーリー東北社 | デーリー東北 | <6177> | S38.04.11号 | 人物評 | ※リレー企画記事で八戸小学校時代の旧友・大橋英郎氏が当時級長だった北村小松や松下正寿との少年時代を綴る(当時の北村を含む集合写真も掲載)。 | ||
● | 責任者は他にもいる | 讀賣新聞社 | 夕刊讀賣新聞 | <31083> | S38.05.01 | エッセイ | 「随想 交通戦争」水曜日担当/交通エッセイ 照明 | ||
● | 原子力潜水艦浮上せず | 産業経済新聞社 | 週刊サンケイ | 12(19) <615> | S38.05.06 | 小説 | 潜水艦スレッシャー号沈没事件に題材をとった実話もの | ||
● | 体当たり | 讀賣新聞社 | 夕刊讀賣新聞 | <31090> | S38.05.08 | エッセイ | 「随想 交通戦争」水曜日担当/交通エッセイ スピード違反 カミカゼ | ||
● | 肉体的条件 | 讀賣新聞社 | 夕刊讀賣新聞 | <31097> | S38.05.15 | エッセイ | 「随想 交通戦争」水曜日担当/交通エッセイ | ||
● | ゾウリ・右・左 | 讀賣新聞社 | 夕刊讀賣新聞 | <31104> | S38.05.22 | エッセイ | 「随想 交通戦争」水曜日担当/交通エッセイ | ||
● | (“宇宙マニア一代の不覚”) | 読売新聞社 | 週刊読売 | 22(23) | S38.06.09号 | 短信 | ※短信特集ページ「ロビー」枠で、NASAマーキュリー計画のフレンドシップ7号回収中継を聴いていた北村が興奮のあまり秒読み冒頭をテープレコーダーに録りそこなった件を紹介 | ||
● | (人間についての「不思議の書」 フランク・エドワーズ著 斎藤守弘訳「しかもそれは起った」) |
読売新聞社 | 週刊読売 | 22(36) | S38.09.08号 | 書評 | ※新刊紹介ページ「新しい本の中から」枠での書評 | ||
● | らくがき | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S38.09.13 | エッセイ | 友人の飼っている白猫「ミー」が誰かにマジックインキで落書されトラ模様になっていた話 | |||
★ | ふみ台 | 科学創作クラブ | 宇宙塵 No.72 | <72> | S38.10 | コメント | SF小説の隆盛について/※あとがきに柴野拓美から北村への返礼文あり | ||
△ | (海員創作集「潮の香」へ寄せられた寸感(一) | 全日本海員組合東京事務所 | 海員 THE KAIIN | 15(10) <170> | S38.10 | コメント | 図書の感想 | ||
● | 我がポンコツ車「PIG」 | 学習研究社 | 世代'63 | 1(7) <212> | S38.10 | エッセイ | 愛車遍歴 /※「中古車もまた楽し」は同じ「フリー・タイム」枠内の別著者によるエッセイ | ||
● | 病院にて | 青森県立八戸高等学校 | 『大杉平の70年』 | S38.10.10発行 | エッセイ | 円盤と心臓病、終戦直後の自殺未遂、病名が「W・P・W症候群」と判明したことなどに触れる | |||
● | あゝ半世紀 | 八戸小学校創立記念事業協賛会 | 『八戸小学校 創立90周年記念誌』 | S38.10.12発行 | エッセイ | デーリー東北の記事「私の級友⑥」掲載の古写真を見て甦った八戸小学校在学中の思い出いろいろ | |||
昭和39年(1964)・没後の初公開作 | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
● | 天皇のサイン | 政界往來社 | 政界往來 | 30(1) | S39.01 | エッセイ | カッパ宇宙人説の後日談、海外の見ず知らずのUFOマニアから天皇のサインをねだられた話 | ||
● | オリンピックについて | 毎日新聞社 | 毎日新聞 (夕刊) | S39.02.05 | エッセイ | ||||
● | 小津安二郎氏の思い出 | 新潮社 | 小説新潮 | 18(3) <237> | S39.03 | エッセイ | |||
● | (松竹鎌田時代の人たち) | 新潮社 | 小説新潮 | 18(3) <237> | S39.03 | 取材記事 | ※グラビア企画「お久し振り 同じ釜の飯」での集合写真(撮影:平川嗣朗、文章:野口鶴吉)。五所平之助の回想によれば撮影はS.38年12月で、奥さんが介添えをしていたという | ||
△ | 我が家の自慢料理 | 甘辛社 | あまカラ | <151> | S39.03 | コメント | 一口カツとスウィート・コーン入りインスタントマッシュポテトの2品を紹介/※目次に表示なし(p.75) | ||
● | (たばこ随想) | 日本専売公社 東京地方局販売促進課 |
たばこ随想 | S39.03.30発行 | エッセイ | TBSラジオの帯番組「朝の旅情」内で朗読された煙草に関するエッセイCMのうち、昭和38年12月23日放送分から 12月31日放送分までの日曜を除く全8回分を担当。 |
|||
● | 温泉が怖い | 日本温泉協会 | 温泉 | 32(4) | S39.04 | エッセイ | 温泉旅館の思い出/S29年の「逢うは別れの」でモデルにした自決未遂の件にも軽く触れている | ||
△ | 正しい“珈琲屋サン” | 世界文庫 | 黒瀬昇次郎『珈琲屋サン』 | S39.04月?日発行 | 序文 | ※自分の変則的なコーヒー嗜好を紹介しつつ、それに比べて著者の書くコーヒー話は正当なものだと持ち上げている。 | |||
● | (契約結婚で結ばれた風変りなおしどり夫婦) | 講談社 | 婦人倶楽部 | 45(5) | S39.05 | 取材記事 | ※五月重二による取材記事 | ||
★ | わが契約結婚の妻 | 中央公論社 | 婦人公論 | 49(5) <576> | S39.05 | エッセイ | 余命数年間の世話を頼むつもりで結婚してもらった現在の妻への感謝をつづる | ||
● | 麦めしに祝砲 | 東海志にせの会 | あじくりげ 96号 | <96> | S39.05.01発行 | エッセイ | 軍隊時代に麦飯ばかりで腹にガスが溜まって仕方なかったことの呑気な思い出話 | ||
名作リバイバル「燃ゆる大空」 | 全日本空輸 | 翼の王国 | 2(1) | S39.06 | ※再録か | ||||
燃ゆる大空について | 全日本空輸 | 翼の王国 | 2(1) | S39.06 | ※絶筆 | ||||
★ | 航空文学あれこれ | 日本航空協会 | 『日本民間航空史話』 | S41.06.01発行 | 読み物 | ※刊行が遅れたため遺稿となってしまったもの | |||
初出誌未確認 | |||||||||
作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
戦場と理髪師 | ※掲載誌不明 | ||||||||
手、足、目、鼻 | ※掲載誌不明 | ||||||||
トッポイ族 | ※掲載誌不明 | S27年? | 小説 | ※『現代ユーモア文学全集13 北村小松集』に収録/劇中描写からS27年の作か | |||||
サヨナラパアテー | ※掲載誌不明 | S27年10月 ~S29年12月? |
小説 | ヒロインの目を通して、当時話題になった女優・高橋豊子の渡仏送別パーティー(S27年10月頃?)の様子を描く。 著名人の実名が多数出てくるが北村自身も登場して心情を吐露している。/※単行本『結婚期』に収録 |
|||||
花嫁当る | ※掲載誌不明 | S28年11月以前? | 小説 | ※『現代ユーモア文学全集13 北村小松集』に収録 | |||||
(詳細不明) | 味の素 | 奥様手帖 | S32年頃? | 対談 | 毎日放送ラジオの同名番組に出演した際のインタビュー再録が掲載されている可能性あり | ||||
ペンとカメラ | 実話出版 | 大衆読物 | S33.07以降? | エッセイ? | 出版情報誌「本の本」S33.4月号に「大衆読物」4月下旬創刊を報じる記事があり、創刊号の主内容紹介に「“未発旅行記”世界の表街道を行く(北村小松・ペンとカメラ)」という一文があるが、実際の6月創刊号目次と照らし合わせるとこれを含めていくつかの記事や執筆予定作家名が見当たらない。キャンセルになったのか次号送りになったのかは不明。 | ||||
(詳細不明) | ※連続テレビドラマか | S34年? | 脚本? | ※「東奥日報」S34年1月3日号での松下正寿との対談の人物紹介に「いま連続テレビドラマを執筆中」、またおそらく前年末の執筆と思われる「婦人生活」S34年2月号掲載の近況欄に「暮中に二百枚書かなければならぬ仕事が始まりました」、と言及があるもの。1959.04.02~05.13にNETで放映された「少年X」(全7回)のことか? | |||||
「春日丸」の謎 | ※掲載誌不明 | S34年7月 ~S35年1月? |
読み物 | ※単行本『現代の怪奇』に収録/劇中描写からS.34年6月以降発表の作か (マグロ漁のキャッチャーボート「春日丸」がフィジー沖で行方不明になった事件は1959.5.29。一部書籍の1954は誤り) |
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現代の神かくし | ※掲載誌不明 | S34年9月 ~S35年1月? |
読み物 | ※単行本『現代の怪奇』に収録/劇中描写からS.34年9月以降の作か | |||||
(弔辞) | ※掲載紙不明、新聞か | S38.12.16以降? | コメント | 同年12月12日に逝去した小津安二郎への弔辞 | |||||
※「洋燈」をS21年1~8月連載としていたものは根拠となる「近代諸作家追跡の基礎」p.261の北村小松著作年表が「文藝年鑑」の雑誌掲載目録から転記する際に「洋燈」の左隣にある「誰か夢なき(冨田常雄)S22年1~8月」と混同したことによる錯誤との結論に至ったため削除した。 | |||||||||
※「熱海」のうち「新文庫」S23年6月号掲載としていたものは根拠となる「近代諸作家追跡の基礎」p.261の北村小松著作年表が「文藝年鑑」の雑誌掲載目録から転記する際に同一ページにある「小説と読物」と「新文庫」を混同し2件を併記したことによる錯誤との結論に至ったため削除した。 | |||||||||
※これまで「小説読物街」S25年4月号掲載作を「銀座のマリア」としていたものは根拠となる「近代諸作家追跡の基礎」p.262の北村小松著作年表が「文藝年鑑」の雑誌掲載目録から転記する際に北村小松「ゆきづりの」の左隣にある富田英三「銀座のマリア」と作品名を取り違えたことによる錯誤との結論に至ったため「銀座のマリア」を削除し「ゆきづりの」に改めた。 | |||||||||
※その他「国立国会図書館デジタルコレクション」等に表記されている作品を実物確認した結果北村の著作物の名称とするには不適(実際には枠名や他人の作品名、目次表記との差異など)だと考えられた場合、他に適切な名称が見つかればその都度改めた。 | |||||||||
参考:「竹丈六」による著作 | |||||||||
※2021年に北村小松の父・北村益の居合を撮った16mm映画フィルムが発見された折、撮影者として記されている「竹丈六」を八戸ペンクラブ会長である滝尻善英氏は北村小松のペンネームではないかと推測しました。 国立国会図書館デジタルコレクションで検索したところ、「竹丈六」の著作は少なくとも下記の4本が見つかりますが、いずれも「八戸映研会報」にこのような記事があるという「映画教育」誌上の紹介記事で、実際の著述内容は未確認です。 題名からは地元青森県八戸市に根付いたローカルな内容であることが窺われ、大正8年に上京して以来関東で生活し、昭和15年当時は「燃ゆる大空」などで引きも切らない売れっ子作家だった北村小松が執筆したと考えるのにはやや違和感を覚えます。 とはいえ現時点では明らかに別人だという証拠資料(八戸映研の会員名簿など)は未確認ですので、今後の新情報に期待する意味で、参考として「竹丈六」作品リストを挙げておきます。 |
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作品名 | 連載数 | 出版社 | 掲載誌 | 巻(号)<通巻> | 号数または発行日 | 種別 | 備考 | ||
靑森縣に於ける映畫法施行細則に就いて | 靑森縣八戸映畫敎育硏究會 | 八戸映畫敎育硏究會々報 | 33 | S15年4月発行? | ※「映畫敎育」149号(1940年6月号) p.60「映畫敎育文献 ―最近の雜誌・新聞から―」に題名の紹介あり | ||||
八戶市に於ける十五年間の映敎を聞く | 靑森縣八戸映畫敎育硏究會 | 八戸映畫敎育硏究會々報 | 42 | S15年12月発行? | ※「映畫敎育」158号(1941年3月号) p.60「映畫敎育文献 ―最近の雜誌新聞から―」に題名の紹介あり | ||||
集團訓練としての映畫敎育 | 靑森縣八戸映畫敎育硏究會 | 八戸映畫敎育硏究會々報 | 45 | S16年4月発行? | ※「映畫敎育」161号(1941年6月号) p.60「映畫敎育文献 ―最近の新聞雜誌から―」に題名の紹介あり | ||||
八戶映硏史 | 靑森縣八戸映畫敎育硏究會 | 八戸映畫敎育硏究會々報 | 50 | S16年11月発行? | ※「映畫敎育」168号(1942年1月号) p.49「映畫敎育文献 ―最近の圖書雜誌から―」に題名の紹介あり | ||||